シンガポールの出生率と人口減少
新年明けましておめでとうございます。元旦からちょっと暗い話題になってしまいました。
シンガポールが現在の人口を維持するには、年間5万人の赤ちゃんが生まれる必要があるそうですが、今年1月から10月までの出産は32,630人と、5万人よりもかなり少ないようです。昨年も1年間に生まれた赤ちゃんの数は39,826人なので、この傾向は続いています。
政府でも結婚と出産を促進するため、様々な取組をしているのですが、なかなか成果は出ないようです。
シンガポールの社会学者によれば、出生率が低い一番の原因は経済の状況にあるのではないかとしています。つまり、子供を産むかどうかを考える上で、その両親が仕事に就いているか、あるいは、今後も家族を養い、子供に高いレベルの教育を受けさせるだけの収入が見通せるかどうかといったことを考えるのだということ。
現在の経済状況では、なかなか将来の明るい見通しが見えないということで、子供を産むのをためらっているということだそうです。
ただ一方には、シンガポールに外国人労働者の流入が続いていることが出生率低下と関係があるのではないかという説もあるようですが、この辺ははっきりとはしていないようです。
状況は日本と全く同じようですね。まあ、経済状況が悪いので子供を産めないというのは、確かにある意味で当たっているのかもしれませんが、それでは、景気が良くなれば子供をたくさん産むようになるのかというと、必ずしもそうではない感じもします。
やはり、子供を育てやすい社会であるということが一番大事であって、その一つの要素が経済的基盤なのかなという気がするのですが、いかがでしょうか。

