タバコ密輸入へのSDPCの効果
シンガポール税関によると、昨年押収された密輸入タバコの数は、2008年に比べて40%も減っているということで、これは、過去5年間で最大の減少になるそうです。昨年押収されたタバコは290万パックでしたが、その前年の2008年は460万パックもあったということ。
同様に、違法に持ち込まれたタバコを売ったり購入して検挙された人の数も、昨年は2008年に比べて2.5%減少しています。シンガポール税関によると、このように密輸入タバコが減っているのは、昨年1月に新しく導入されたSDPC(Singapore Duty-Paid Cigarettes)制度によるものだということです。
このSDPCというのは、どういう仕組みかというと、実は非常に単純明快で、シンガポール国内で適法に販売されているタバコには、1本1本「SDPC」という文字が印刷されているというものです。この文字が印刷されていないタバコは密輸入されたものだということになるので、税関側の摘発も簡単ですし、購入する人も、タバコが密輸入されたものかどうか、すぐわかりますね。
さらに、この制度のおかげで、税関でタバコの持込みをちゃんと申告する人が増えて、関税収入も8億6,100万シンガポールドルに上ったということで、これも2008年に比べて13%も増えたそうです。
いいことづくめのようですが、タバコを違法に持ち込もうとする組織のやり方はさらに巧妙になりつつあるということで、大きなトラックで大量に持ち込む代わりに、少量を厳重に隠すなど、これまでもわかりにくいように持ち込もうとしているそうです。いたちごっこみたいな感じで、仕方がないのでしょうが、まあ、タバコはやめるのに越したことはないですね。
SDPCの詳細(当ブログバックナンバー)
http://www.singapore-visit.com/2009/02/sdpc.php
