シンガポールの輸出回復
11月のシンガポールの輸出額が、19か月ぶりに増加しました。これにより、非常に厳しい景気後退からのリバウンドへの期待がさらに高まっています。
11月のシンガポールの「非石油地場輸出(NODX=Non-Oil Domestic Exports)」は、医薬品の輸出増加と、ヨーロッパ、中国などからの需要増を受けて、年換算8.7%の伸びを見せ、131億1,000万シンガポールドルとなりました。シンガポールでは2008年5月から輸出の減少が続いていましたが、これでようやく一段落となりました。
※非石油地場輸出
地場輸出(輸出-再輸出(荷を積み換えただけで輸出するもの))-石油関連の輸出
シンガポール国際企業庁(International Enterprise (IE) Singapore)のマンスリーレポートによると、季節調整済みNODXは20%の伸びを見せているということで、アナリストが予想した平均値の2.5%を大幅に上回っています。
特に、医薬品の輸出が、前年比78%の伸びを見せ、エレクトロニクス製品の6.1%の減少を和らげる結果となったということ。結果として、11月の輸出は1年前と比べて0.5%伸びたことになり、12.5%と大きく減少していた前月から大きな回復をしたことになります
また、輸出相手では、EU、中国、香港、韓国、台湾への輸出が伸び、一方でアメリカ、日本への輸出は減少したということ。日本経済はアメリカと同様まだまだ厳しいということでしょうか。
シンガポール政府は、今年、シンガポール経済は2%から2.5%程度縮小するものの、2010年には3%から5%程度成長するとの予想をしています。しかし、民間のエコノミストの予想はもっと楽観的で、来年は5.5%程度成長すると予想しています。

