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2010年3月 5日

マレーシアの病院がシンガポールのメディカル・ツーリスト誘致

マレーシアの病院の中には、最近、シンガポールからの患者の受入れを強化しているところがあるそうです。ある病院では、旅行代理店と提携して、シンガポールからのメディカル・ツーリスト(medical tourist)の誘致に取り組んでいるということ。

ただ、なぜ最先端の大病院がたくさんあるシンガポールの人たちが、わざわざマレーシアの病院で治療を受けるのかというと、地理的に近いのはもちろんのこと、まず料金が安いということがあるようです。実際にクアラルンプールの民間病院で手術を受けたシンガポーリアンによると、料金はシンガポールの約半額程度で済んだということですので、長期の入院ともなると、かなり安上がりになるのでしょう。

そして、もう一つ、この3月からは、メディセイブという政府による医療費のための強制貯蓄からの支払いが、シンガポールの病院だけでなく、認定されたマレーシアの病院でも適用になるということが大きな理由のようです。日本の健康保険が海外で医療を受けた場合も適用になるのと同じような感じですね。

現在のところ、マレーシア国内の12の病院がこの認定を受けていて、これらの病院で治療を受けたい場合は、シンガポール国内の認定機関からの推薦状をもらって、これらの病院で入院や手術をすれば、シンガポール国内の病院と同じようにメディセイブが適用になるそうです。なお、単なる外来治療の場合は、適用外だということ。

このメディセーブに積み立てられている基金は、総額で420億シンガポールドル、対象者は290万人にも上るということなので、マレーシアの病院の間でも、シンガポーリアンをターゲットにしようと期待が高まっているわけですね。

そういった病院の一つが、クアラルンプールにあるグレンイーグルズ病院(Gleneagles Hospital)で、ここでは、2年かけて2千万USドルを費やして設備を電子化、アップグレードして、メディカル・ツーリストの誘致に備えてきたそうです。

この病院では、旅行会社や航空会社と提携して、シンガポールからのメディカル・ツーリストのためのスムーズな旅行を企画しており、救急車が患者を空港に迎えに行くといったサービスも可能だそうです。

入院費は、シングルルームで1泊あたり100シンガポールドル以下だそうですが、お金持ちのためには、1泊1,400シンガポールドルほどで、バトラーサービス付きのプレジデンシャルスイートも用意しているということ。ただ、これらの料金はシンガポーリアンなど外国人の特別料金というわけではなく、料金については、マレーシア人も外国人も同額に設定しているそうです。

グレンイーグルズ病院では、将来的にはシンガポールだけでなく、ベトナム、ラオス、フィリピンや中東からのメディカル・ツーリスト誘致も目指しているそうです。

私も、年をとって病気にでもなったら、観光も兼ねてマレーシアの病院でゆっくりと治療に専念しようかなと思ったりして。でも、日本の健康保険って、使えるんでしたっけ...

コメント[3]

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