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2010年3月23日

大学の授業料の値上げ

シンガポールの国立大学の授業料が8月から値上げされることになりました。シンガポールには、シンガポール国立大学(National University of Singapore、NUS)、ナンヤン工科大学(Nanyang Technological University、NTU)、シンガポール経営大学(Singapore Management University、SMU)の三つの大学がありますが、この3大学の授業料が値上がりになるということ。

そして、シンガポール国民である学生の授業料の値上げ幅に比べて、永住権保持者と外国人の学生の授業料の値上げ幅が大きくなるということ。これは、国民であることの責任と特権を重視するという政府の政策を反映してものだそうです。まあ、自国の国民に有利にするというのは、将来、国を背負っていく若者を育てるという意味で当然と言えば当然の考え方でしょうか。

例えば、SMUの新入生の場合は3%、NUSは4%が原則として値上げになるそうですが、一部の学部はさらに大きく値上がりするということ。これはシンガポール国民の場合ですが、永住権保持者の場合は、720~2,810シンガポールドル、外国人の場合は、800~3,120ドルの値上がりになります。

NTUの場合も、シンガポール国民で数パーセント値上げされるようですが、これが永住権保持者の場合は、シンガポール国民より20%増しの授業料となり、外国人の場合は、60%増しの授業料になるそうです。これまでは、それぞれ、10%増し、50%増しだそうなので、なかなか厳しいようですね。

ただし、シンガポールからもたくさんの人が入学しているオーストラリアやイギリスなど、他の多くの国々の大学に比べれば、まだまだ授業料は安い方だそうです。

日本からもシンガポールの大学に入学する学生さんがいると思いますが、外国人にとってはかなりの値上がりのようですので、なかなか大変ですねえ。

2010年3月17日

タバコの小売ライセンス料が値上げ

タバコの販売を抑制するため、シンガポールの保健科学庁(HSA:Health Sciences Authority)は、この9月から、小売ライセンス料を値上げすることになりました。タバコの販売ライセンスに関する権限が保健を所管する部門にあるというのは、いかにもシンガポールらしいですね。

現在、タバコ小売のライセンスは3種類あり、ライセンス料は40~270シンガポールドルとなっているのですが、これが30%値上げになるということです。また、シンガポールでは飲酒、喫煙は18歳以上とされているのですが、18歳未満の若者にタバコを販売した場合の罰金も値上げされるということ。

シンガポールでは、タバコを販売する小売店は約5,000店あると言われていますが、その半数はコーヒーショップで、今回の値上げによりこれらの店は大きな影響を受けることになりそうです。というのは、こういった店ではタバコ自体の売上げはそれほど大きくはなく、もしライセンス料が300シンガポールドルにもなれば、売上げに比べてライセンス料の負担だけが過大になってしまうということです。

シンガポールの喫煙率は他国と比べてかなり低いのですが、それでも喫煙に対する規制をどんどん厳しくしているようで、政府としては、いずれ全面禁煙にまで進めるつもりなのでしょうかね。

2010年3月15日

住宅近くでの休日の建設工事の禁止

2011年9月から、日曜日と祝日は住宅地域付近での建設作業が禁止されることになりました。これは、ヤコブ・イブラヒム環境・水資源大臣が発表したものですが、9月からとしたのは、建設業界に体制を整える時間を与えるためだということ。

最近、日曜日や祝日に行われる建設工事の騒音に対する苦情が多くなっているそうで、国家環境局に寄せられているこういった苦情は、2007年9,000件、2008年12,000件、2009年14,000件と、毎年増えているということ。

このため、まずこの9月から、日曜日と祝日の前日の午後10時から当日の午前10時までの時間、建設工事が禁止され、さらに、2011年9月から、日曜日と祝日が全日、建設工事が禁止されることになるそうです。

対象となるエリアは、住宅地域などから150m以内のエリアだということですが、現在は、塗装工事や左官工事などの騒音が出ない工事に限っては、夜10時以降も認められているのですが、だんだん厳しくなっていくようです。

日本だと、建設工事の工法が進歩してきているためでしょうか、建設現場の騒音というのは以前と比べて気にならなくなっているような気がしますが、シンガポールではそうでもないのでしょうか。それとも、暑くていつも窓を開けているので、騒音が気になるとか...でもエアコンがありますか。

2010年3月13日

原子力エネルギーの研究開始

長期的な観点から原子力エネルギーがシンガポールにとってオプションになりうるかどうかについて、複数の関係者からなるグループによるフィージビリティ・スタディが、今年後半から通商産業省の主導で始まることになりました。

これは、通商産業担当のイスワラン上級国務大臣が明らかにしたもので、この研究は、まず自分たちが原子力エネルギーを十分に理解するとともに、あらゆる考え方や条件、課題などを踏まえて客観的な評価をすることを目的にしているということです。

これまでの原子力発電に対する国民の関心は、シンガポールの国土の狭さと人口密度の高さからくるリスクということにあり、従来はシンガポールにとって原子力発電という選択は考えられていませんでした。

しかし、近年、原子力発電については技術開発が進んだほか、原子炉もより小さく安全なものになったほか、コストも安くなり高レベル放射性廃棄物の量も少なくなってきたため、シンガポールでも実現可能性に関する研究をすることになったということ。

イスワラン大臣はまた、原子力エネルギーは潜在的に、エネルギー安全保障の強化に貢献し、二酸化炭素排出を抑え、原油と天然ガスの価格変動を和らげることにつながるとしているほか、スイスのような小さな国や日本のような島国でもこれまで原子力エネルギーを進めてきたことを例に挙げています。

また、原子力に関する知識を深めていくことは診断医学とがん治療への応用に対してもメリットがあるとしています。

大臣の発言を聞くと、原子力エネルギーの研究に非常に前向きのような印象を受けましたが、やはり非常に小さな都市国家のシンガポールですから、原子力発電所を作るとかいうことを前提とした研究に対しては、国民の中で大きな議論を呼ぶことになるかもしれませんね。

2010年3月11日

3月18日にユニバーサル・スタジオがオープン

リゾート・ワールド・セントーサのユニバーサル・スタジオ・シンガポールが3月18日にソフトオープンすることになりました。オープンの時間は午前8時28分だそうですが、何か意味があるのでしょうかね。

なお、それに先立って3月13日からは、リゾート・ワールド・セントーサで働くスタッフとその家族だけが入場できるという期間が設けられるそうで、スタッフの人達にとっては良い家族孝行になりそうですね。

ただし、あくまでもソフトオープンということで、一部のアトラクションについては、技術上の調整等のために一時的な稼働していない場合があるということ。また、入場者数も制限するということですが、チケットは、施設内で買い物や食事に利用できる15シンガポール分のクーポンが付いてくるそうなので、損にはならないのではないでしょうか。

運営会社側では、徐々に稼働するアトラクションを増やしていって、全面稼働するようになれば、1年にユニバーサル・スタジオ・シンガポールだけで450万人の人が訪れるようになるのではないかと期待しています。

シンガポールにこういった施設ができるのは初めてになりますし、カジノと違って家族で楽しめる施設なので、海外はもちろんのことシンガポーリアンの人たちもたくさん訪れるのではないでしょうか。

入場チケットは3月10日の午前9時から、インターネットや電話、あるいは現場のチケットブースで予約できるということ。シンガポールに滞在されている方は、この機会に行ってみてはどうでしょうか。

2010年3月 9日

チューインガム販売禁止の継続

シンガポールではチュ?インガムの販売は原則禁止されていますが、この禁止措置の解除に関して、シンガポールのマリキ・オスマン国家開発政務次官は、やはりガムのポイ捨ての懸念があるため、今後も継続していくという見解を示しました。

シンガポールでガムの販売が禁止されたのは1992年からですが、これは、噛んだガムのポイ捨てがひどくなり、公共の場所で捨てられたガムを除去するためのコストがばかにならなくなったことや、MRTの車両のドアにガムがくっついてMRTの運行に支障が生じるなど、大きな問題となったため、政府が全面的にガムの販売を禁止することになったものです。

この禁止措置が施行されてから、もちろん街でのガムのポイ捨てはなくなったのですが、20年近くもたって、そろそろガムの販売禁止を解除してもよいのではないかという意見も出てきたようです。しかし、政府としては、販売を再開すれば、以前のようにポイ捨てが大きな問題になる可能性が高いということで、解除には慎重のようです。

ただ、2004年には、薬事法の規定により治療目的でのガムの販売が認められるようになり、薬局で売られるようになっています。例えば、禁煙のためにチューインガムを噛む場合とか、歯の衛生のためにガムを噛むとかという場合はOKのようですが、ただし、購入の際には、氏名とIDカード番号を登録する必要があるということ。

日本でも、歩道を歩くと、捨てられたガムの跡がたくさん残っていたりしますが、特にシンガポールでは、ホーカーセンターで食事をしている人たち(特に中国系の人たち)を見ていると、食べかすをテーブルや床に捨てたりしているのを見たりしましたので(今は、もしかしてそういうことは無くなっているかもしれませんが)、ガムを大っぴらに売るようになると、日本以上にガムを捨てる人が多くなってしまうんだろうなとも思ってしまいます。まあ、ガムなんて、無ければなくてもなんとかなりますよね。

<薬局で売られているチューインガム> chewinggum_.jpg

2010年3月 7日

おもちゃ屋でのギャンブルゲーム販売への懸念

シンガポールに初のカジノがオープンしてから半月以上が経ちましたが、そういった中で、国内のおもちゃ屋さんで販売される本物のカジノのゲームと同じようなゲームに関して、子供への悪影響を心配する親が増えているようです。

国内のトイザらスなどの大手のおもちゃ屋さんでは、チップやカード、サイコロなどが付属した本物そっくりのミニルーレットゲームやポーカーゲームがゲームコーナーで販売されており、特に、今年に入ってからは本物のカジノのオープンをにらんでか、目立つ場所に陳列されるようになっているということで、クリスマスシーズン以降は結構売れていたそうです。

これに対して、子供を持つ親からは、子どもが買い物に行くおもちゃ屋で、こういったゲームが売られているというのは、あたかも社会でギャンブルが容認されているような印象を与え、影響を受けやすい子供にとってよくないのではないかという声も上がっているということ。確かに、心配する親の気持ちわかりますね。

ただし、実際にこういったゲームを購入しているのはほとんどが大人だそうです。また、専門家によると、おもちゃ屋でギャンブルを売っていたとしても、おもちゃ屋では他にも、おもちゃの銃や、人を殺したりするゲームも売っているわけで、あまり心配する必要はないということ。そう言われれば、確かにそのとおりという感じですね。

日本の場合、カジノはないので、また状況は違うと思いますが、ゲームセンターにもパチンコのゲームや、コインを取るゲームがあったりしますし、私が子供の頃はお正月に親戚が集まると、みんなで花札をやってりしていたので(もちろんお金はかけてないですけど)、こういったものが子供に悪影響を与えていると考えている人はあまり多くないかもしれませんね(中には子供に良くないという方もいらっしゃるかもしれませんが)。子供から大人までやっているUFOキャッチャーだって、ギャンブルと言えばギャンブルと言えるかもしれませんし、まあ人生そのものがギャンブルみたいなものかもしれませんし...

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