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2010年2月16日

リゾート・ワールド・セントーサにカジノがオープン

中国正月の元旦にあたる2月14日、シンガポールで初のカジノがリゾート・ワールド・セントーサにオープンしました。オープニングではライオンダンスの踊りと爆竹がうちならされ、にぎやかなものとなりました。オープンした時間は12時18分だったのですが、これは、広東語で「12時18分」の発音が、「繁栄」を意味する言葉の発音に似ているからということで選ばれた時間だそうです。

記念すべき一人目のギャンブラーは、中年のシンガポール人女性だそうですが、その後には200人ほどのギャンブラーたちがオープンを待ち構えていたということ。そして、オープンの後も数百人が列を作って入場を待っていたそうですが、暑い中で待っている人たちのために、水のボトルとアイスクリームがサービスされたそうです。

数か月後には、もう一つのカジノが、ラスベガス・サンズ社がマリナ・ベイ地区に建設中のリゾートにオープンすることになっていますが、シンガポール政府では、これらの施設のオープンをきかっけに、シンガポールの産業構造を製造業中心からサービス業中心に転換させようという目標を掲げているということ。

セントーサ島は、元々イギリス軍の駐屯地があったところですが、このリゾート・ワールド・セントーサは、マレーシアの巨大ギャンブル?グループである、ゲンティン・グループが建設・運営していますが、同社は、100億USドル以上をかけて、カジノ、高級ホテル、レストラン、高級ショップなどを有する施設を整備したこともあり、この施設に並々ならぬ期待を寄せています。さらに、東南アジア初のユニバーサル・スタジオも、同じ2月14日に暫定オープンしました。

シンガポール政府では、F1レースの開催や、今回のカジノ総合リゾートのオープンなどにより観光産業を振興させ、2015年までに1千7百万人の外国人観光客を呼び込むという目標を立てていますが、2009年には970万人の外国人が訪れたということなので、2倍近い観光客を呼び込もうとしていることになります。また、これにより210億USドルの利益をもたらすことも目指しているということ。

シンガポールでは2005年に2軒のカジノ総合リゾートの建設にゴーサインが出され、これまで建設が進められてきました。その当時、カジノの建設について国民の間での議論があまりされなかったこともあり、一部にはカジノの建設が、いわゆる「家族の価値観」を脅かすことにならないかといった意見や、マネーロンダリングの温床になるのではないかといった意見もあるようです。

ただ、政府の方でも、こういった意見を考慮して、シンガポール国民がカジノに入場する際に1日につき100シンガポールドルの入場料を課したり、破産宣告を受けた人のカジノへの入場を禁止したりという対処をしています。また、警察では、カジノに関する犯罪を調査するための専任チームを作ったということで、万全の体制を取っているということ。

カジノのオープンが、シンガポールにとって良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、少なくとも今回のカジノのオープンが、シンガポールの将来を左右する非常に大きな出来事になるのは間違いないですね。

数日前に厳寒のモスクワ出張から戻ってきました。これからは、また新しい情報を投稿していきますので、よろしくお願いします。

<カジノの入口です> sin-casino-entrance.JPG

コメント[4]

私のところでは、残念ながら異常なしでした。
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