シンガポール、マレーシア両国首相の会談
この4月に就任したばかりのマレーシアのナジブ・ラザク首相がシンガポールを訪れて、大統領官邸イスタナでシンガポールのリー・シェンロン首相と会談を行い、両国の結びつきをより強めるとともに、両国の人とモノの流れをより容易にするための検討に着手することが合意されました。
具体的にその方策として、現在、シンガポールとマレーシアを結ぶ2ルートのうちの一つであり、往来が非常に多いため交通渋滞が大きな問題となっているコーズウェイの拡張と、ジョホール東部とシンガポールを結ぶ新たな橋の建設が検討されることになりました。
そのほかにも、マレーシアのジョホール州南部で開発が進められる経済振興地域イスカンダル・マレーシア(Iskandar Malaysia)にウェルネス・センターと統合タウンシップを整備することなどの検討も行われることになり、これらの検討は、合同閣僚級委員会で行われるということで、さらに、シンガポール側の要望に応えて、ジョホールに新しい領事館が開設されることになりました。
また、シンガポールとマレーシア両国は、18年前に「合意事項(Points of Agreement=POA)」にサインしたのですが、長い間を実行されずにそのままになっており、このPOAについて、両国の外務大臣が話し合い、その実現に向けて前進することについても両首相が合意をしたということで、今回の会談では、様々な事項について大きな成果があったようです。
両国の複雑な事情により、いったんはマラヤ連邦から分離独立せざるを得なかったシンガポールですが、地理的にも経済的にも離れられない関係になっているシンガポールとマレーシアですので、今後、両国の関係はますます深くなっていくということなのでしょう。

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