民間業者が救急車運行に参加
シンガポールの消防や救急を担っているシンガポール民間防衛隊(Singapore Civil Defence Force=SCDF)によると、今後の高齢化の進行により、2030年頃には、年間で235,800件もの救急車の出動要請がされるのではないかと予想していますが、これは、昨年の2倍の数字だそうです。
また、昨年、SDCFが扱った救急車の出動要請は117,896件でしたが、1995年には60,300件だったそうなので、15年でほぼ2倍になっています。
このように、今後、高齢者の増加に伴い救急サービスへの需要が大きく増えることに対処するため、6月1日からSCDFでは、2社の民間会社を救急サービス事業に参入させることとしており、それぞれが5台の救急車を備えて、救急サービスを行うことにしています。
民間の業者にちゃんとした救急サービスができるのかどうかちょっと心配ですが、これに対してSDCF側では、民間業者に対しては、医療スタッフが所定の訓練を行うことや、一定の医療設備を備えるなどSCDFの救急車と同じ基準で運営することを条件とするため、問題はないとしています。また、救急車の救急救命士の能力を厳格にチェックするほか、資格テストも受けさせるということです。
救急車は、月曜日から土曜日まで午前8時から午後8時まで、SCDFの消防署などに配置されるということです。
救急車数を増やすだけでなく、SCDFによると、4月15日から患者の緊急治療を向上させるための新しいシステムを稼動させるということです。コンピューターを使って質問テンプレートを活用し、救急車が到着する前に電話オペレーターが患者の状況を診断するというもので、これにより、緊急治療の準備を迅速に行うということ。

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