市民の足がタクシーからMRTにシフト
世界的経済危機の影響で、最近は暗い話題の多いシンガポールですが、今日もまた同じような話です。
陸上交通庁(Land Transport Authority=LTA)の最新の発表によると、シンガポールでは、タクシー利用者が減少し、その一方でMRT(地下鉄&電車)の利用が増えています。景気の悪化で、皆さん少しでも安い交通手段へとシフトしていることのようですね。
タクシー利用者が減少し始めたのは、金融危機が世界的に広がり始めた9月からで、10月には過去最大の5万人以上も利用者が減少しました。11月には、スクールホリディやお祭りシーズンの影響もあり、少し増えたということですが、それでも利用者の数は898,975人で、昨年11月の941,709人と比べるとかなり減っています。
タクシードライバーの皆さんも、ここ4か月で2割程度も売上げが落ち込んでおり仕事が確実に減っているという実感を持っているということ。あるドライバーの話では、以前は、平均で80?90ドル、多いときは110ドルくらいの売上げがあったのが、今は50?60ドルほどになってしまったということなので、半分近くに減ってしまったようです。
このため、タクシー会社に対して、タクシーのレンタル料や運営費を一時的に減額してくれないかと要望しているのですが、会社側は、9月、10月ともドライバーの収入が実際には減っていないことや、12月、1月はクリスマスや旧正月などでタクシーを利用する人が増えるはずだから問題ないだろうとしています。
シンガポールのタクシーは、日本のタクシーと違って、実質は個人タクシーのようなもので、ドライバーが自分で自動車を用意するか、所属のタクシー会社にレンタル料を払って自動車を借りて営業しているので、このレンタル料を少し安くしてほしいということですが、厳しいのは会社側も同じでしょうからね。
一方で、MRTの利用者は9月以降増加していて、昨年にくらべて10%程度も増えているということです。
タクシーをやめてMRTに乗ることで、経済的なのはもちろん、環境にもやさしいですし、交通渋滞緩和にも役に立つし、良いことずくめなので、まあいいんじゃないでしょうか。駅まで歩くことで少しは運動にもなるし...
日本の川崎重工業製だそうです
<MRTの社内>
イスが固いプラスチック製ですが、これは、用もないのに長く乗られるのを防ぐためだとか...
まあ、汚れも落ちやすいですからね

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