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2008年10月 8日

外国人労働者の住居問題2

前号の続きです。

少し前に、政府が、増加する外国人労働者の住居対策として打ち出した具体的な対策は、国内数か所に外国人労働者用の寄宿舎を確保して、そこに外国人労働者をまとめようという案だったのですが、これに対して、外国人労働者用の寄宿舎ができる予定地の周辺の住民からは、大きな反発の声が上がって、なかなかうまくまとまりませんでした。

今回、ようやく政府が決定した計画というのは、Serangoon Gardensにある古い学校を転用して、600人の外国人労働者のための寄宿舎にしようというものです。実は、このエリアに外交人労働者の寄宿舎を確保するというプランは、以前出されていたのですが、その後、このエリアの住民千人以上から寄宿舎反対の嘆願書が出たりして、大騒動になっていました。

住民が反対する理由としては、治安が悪くなるのではないかといったことや、中には、自分たちの土地、家屋の価値が下がってしまうからといったことがあったそうですが、一番の理由は、外国からやって来た知らない人たちが近くにたくさんいるということに対する漠然とした恐れではないかということです。確かに、何となく不安な気持ちというのはよくわかりますね。

このため、政府では、周辺住民の不安を解消するために様々な対策を取ることにしており、この寄宿舎への通行のための専用道路も新しく整備されることになっています。この道路は、寄宿舎とCentral Expressway、そしてAng Mo Kio通りをつなぐもので、外国人労働者たちは、Serangoon Gardensの住宅地を通らずに働く場所に通勤することになります。また、寄宿舎敷地と住宅地を隔てるフェンスも設置されることになっています。

この寄宿舎内には、食料品店やレクリエーション施設も設け、政府は「自給自足」ができる施設になるとしています。つまり、外国人労働者は敷地の外には一切出てこないので、周辺住民に迷惑をかけることはありません、心配しないでくださいということのようです。

なお、収容人数は、当初は600人に制限し、その後、状況を見て、周辺環境の調査なども行いながら、需要が増えれば1,000人程度まで収容人数を増やすことも検討しているということです。ただ、今回の措置はあくまでも一時的なもので、5年以内に、別の対策が講じられ、寄宿舎はなくなるだろうと政府側では話しています。また、このSerangoon Gardensの寄宿舎だけでなく、政府では、あと国内10地点に仮設の外国人労働者用寄宿舎を設置することにしています。

また、次号に続きます。

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