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2008年10月 7日

外国人労働者の住居問題1

絶好調の経済発展に伴い建設ラッシュが続いているシンガポールでは、建設現場などで、インドネシア、バングラディシュなど周辺の外国からやって来た外国人労働者がたくさん働いています。以前から、女性の外国人労働者は、住み込みのお手伝いさん(アマさん)として、たくさんの人が働きに来ていましたが、最近は、建設現場などで働く男性の外国人労働者が目立つようになってきたようです。

ただ、これに伴い、こういった外国人労働者がHDBの狭い部屋に大人数でギュウギュウ詰めになって住んでいたことが見つかってニュースになるケースが増えており、外国人労働者の住む場所が大きな問題としてクローズアップされてきました。

今回から数回に分けて、この話題について紹介したいと思います。

2006年時点でも、約756,000人の外国人労働者がシンガポールに滞在していたそうで、外国人労働者の大部分は、36の常設の民間経営の寮と18の工場や倉庫用地に住んでいるということです。政府の方では、2010年までに、新しく11軒の寄宿舎に65,000人分の住居を用意する必要があるだろうとしています。

現在ある外国人労働者向けの寄宿舎の例を見てみると、シンガポール西部のPenjuru PlaceにあるPenjuru Dormという寄宿舎には、6,000人の外国人労働者が暮らしています。敷地の中には食堂やミニマート、市場もあり、レクリエーション施設として、エクササイズコーナーやセパタクロー用のコートなども揃っています。部屋にはケーブルテレビもあり、部屋の広さは、2部屋のHDBと同じくらいのサイズで、ベッドルーム、リビング、キッチンとトイレも揃っています。こうしてみると、独身男性が1人で住む環境としては結構何でも揃っている感じですね。

各入居者には生体認証パスが支給され、自分たちの入居区画に出入りするには、このパスを提示する必要があるということです。この寄宿舎の家賃は雇用主が支払っているということで、家賃は、労働者1人当たり月180ドルだそうです。

また、外国人労働者たちが周辺の住民と問題を起こさないよう、自分たちでグループを組織し、2週間に1回、寄宿舎周辺のパトロールを行い、建物の回りで座り込んだり、大声で話をしたり、お酒を飲んだりしている労働者に対して注意をしているということです。これにより、周辺住民の不満はかなり減ったと言っています。そうは言っても、自分たちが住んでいるエリアの近くに数千人の「よくわからない」外国人がまとまって住んでいるというのは、不安に感じる人も多いのでしょう。

次号に続きます。

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