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2007年12月18日

政府の教育への取組

シンガポール政府は、2008年度において教育振興のためのEdusave勘定への拠出金額を増額することにしました。

<ヨーチューカン小学校>
ヨーチューカン小学校

このEdusaveというのは、政府が、シンガポールのすべての子供に最大限の学習機会を与えることを目的に、政府の予算を拠出してEdysave勘定を作り、それを財源にして、成績が優秀な生徒や様々な分野の活動で優れた生徒に奨学金等を与え、また、補習プログラムや教材・設備などの導入に必要な資金を学校や生徒に提供しているものです。

今回、政府が決めたのは、小学生一人当たりの金額を従来より10ドル増額して180ドルに、中学生については従来より20ドル増額して220ドルにするというものです。これにより、生徒たちは、興味のある様々な活動により取り組むことができるようになるとともに、学習機会が増えるだろうとしています。

国立校(government school)や国家補助校(government-aided school)の生徒は、このEdusaveを補習のための教室の授業料など様々な活動に使うことができ、独立校(independent school)の生徒は、政府の定めた標準の授業料を超えた部分に充てることができるそうです。

今回の増額によって、政府では760万ドルの予算を増額することになり、2008年度のEdusave勘定への拠出金は総額で8,620ドルになります。

このEdusaveを受給する資格のあるのは、6歳から16歳までのシンガポール国民で、国立校又は国家補助校の小中学校、独立校、特別教育校(special education school)、そして技能教育研修所(Institute of Technical Education=ITE)の生徒だということです。

教育への取組というのは必ずしもお金を補助するということだけではないと思いますので、総合的に日本とシンガポールのどちらが教育に力を入れているのかはよくわかりませんが、世界各国の学力を比較する調査で、日本の子供たちの学力が落ちてきているという結果が出たりしています。

原因はいろいろとあるのでしょうが、シンガポールと同様、資源らしい資源の無い日本にとっても、唯一の資源と言える「人材」を、どのように育てていくかということは大きな課題です。しかし、様々な意見がある中で簡単には答えは出ないようで、その点、政府の強いリーダーシップのもと、ダイナミックに政策を進めていくことができるシンガポールは、うらやましいところもあります。

<ITE本部>
ITE本部
<シンガポール・スポーツ・スクール>
シンガポール・スポーツ・スクール
蛇足ですが、上の写真のシンガポール・スポーツ・スクールは、中学校に相当する12?15歳までの生徒を対象にした「特別独立校(specialized independent school)」で、政府が、スポーツエリートの育成を目指し、2004年に総工費50億円をかけて設立した学校です。

約7haの敷地に最新鋭のスポーツ施設を備え、陸上、バドミントン、ボウリング、卓球、セーリング、ゴルフ、水泳、サッカー、ネットボールなどの競技を教えています。オリンピックの金メダル選手の養成を目指しているそうなので、今後、オリンピックやSEA Gamesで活躍する選手が、ここからたくさん出ていくのでしょう。

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