高速道路オープンとスピード違反の激増
2008年末までの完成を目指して建設が進んでいたカラン・パヤレバ高速道路(Kallang-Paya Lebar Expressway=KPE)の一期工事が完了し、10月27日の午前10時にオープンしました。このKPEは、全体が完成すると全長12kmとなりますが、うち地下部分が9kmと、東南アジアでは最長の地下トンネルを有する高速道路になるそうです。
地下トンネル部分がかなり長い高速道路ということで、国土の狭いシンガポールの土地利用も、ますます過密状態になってきているような感じですね。今回オープンしたのはECP(East Coast Parkway)とPIE(Pan Island Expressway)の間をつなぐもので、地下トンネル部分は3kmだそうですが、オープン後は、1日平均で21,000台もの自動車が往来しているそうです。ただ、オープンしたのはいいのですが、オープン後1週間で、制限速度時速70kmのトンネル部でスピード違反をした人が3,378人にも上るそうで、1日に平均して600人がスピード違反で捕まってしまいました。この調子でいくと、1か月で交通違反者は1万人にもなってしまうと、交通警察では注意を促しています。
ただ、今回、このようにスピード違反が大量に発生した背景には、トンネルにデジタル監視カメラが設置されて24時間体制で監視をしていることを多くのドライバーが知らないことと、他の高速道路では最高速度が時速90kmに設定されているところが多いのですが、この地下トンネル部分では最高速度70kmに制限されており、そのことがあまり知られていないからということのようです。ただ、LTA(Land Transport Authority、陸上交通庁)では、これを知らせるために、ちゃんと道路標識や路面表示を設置してドライバーに注意を促しているということ。また、LTAでは、現在のところ、KPEでの交通はスムーズであり、特にトラブルはないとしています。
今回、スピード違反で捕まったドライバーには、数日中に警告状が届くか、あるいは呼出し状が届くことになるそうです。まあ、最初のうちはスピード違反で捕まる人がいるかも知れませんが、賢いシンガポーリアンの皆さんですから、そのうち監視カメラのある場所が知られるようになると、そこの前だけスピードを落として、あとはやっぱり時速90kmどころか、時速100km以上でかっ飛ばす人が多いのでしょう。
KPEの紹介サイト
http://www.kpeunderground.sg/


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