外国人労働者雇用の規制緩和
シンガポール政府は、昨今の逼迫した労働市場を受けて、外国人労働者の雇用について全面的に規制を緩める方針を打ち出しました。今年9月の失業率は1.7%まで下降したのですが、これは過去10年の最低だということです。
労働省(Ministry of Manpower)では、シンガポール国民が補充できる以上の職が作り出されているとしており、国内の企業でも、労働者、特にシンガポーリアンの労働者を雇用することが、非常に難しくなっていると言っています。このため、労働省では、外国人労働者を雇用することに関する規制をあらゆる面で緩和することにしたということ。
具体的には、中レベルの技術者の需要に応えるため、来年からSパスの所持者の割合を15%から25%に引き上がるそうです。Sパスというのは、中ランクの労働者向けのビザですので、肉体労働者向けのワーク・パミットの保持者を減らし、その分、それよりもランクが上のSパスの保持者を増やすということでしょう。
2 Sパス(S Pass)
EPのカテゴリーに当てはまらない人で、基本月収S$1,800以上の方が対象。
3 ワーク・パミット(Work Permit)
メイドや工事現場の労働者などの出稼ぎ労働者向けに発行される就労ビザ。日本人は原則として対象外。
その他、製造業とサービス業についても同じように成長が見込まれていることから、製造業では、シンガポーリアン:外国人=1:6.5へ、サービス業では1:5へと緩和することにしました。さらに、雇用主との関係よりも個人の能力を重視して発給されるパーソナライズド・エンプロイメント・パス(Personalised Employment Pass)についても改善が行われるそうです。
政府では、今回の外国人労働者の雇用に係る規制緩和は、今後もシンガポールが世界の中で競争力を保ちながら発展を続けていく上で、重要なことであると述べており、産業界でも歓迎しています。
私の住んでいる日本の地方都市の状況と比べると、うらやましい限りのシンガポールです。だったら、いっそのこと私も仕事をやめて、シンガポールに移り住もうかなあと考えてしまいそうですが、大した技術や特殊技能もないただのサラリーマンですので、シンガポールに行っても工事現場で働くくらいしかないかもと思い、断念しました。
シンガポール労働省のサイト http://www.mom.gov.sg/

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