ERP料金の改定
今回も前回に引き続き道路に関する話題となりましたが、11月5日から、シンガポールのERP(Electronic Road Pricing、道路自動課金システム)の料金が値上げされました。ERPというのは、日本の高速道路のETCと同じシステム(シンガポールの方が導入は早いはず)で、ゲートを通ると自動的に料金が引かれるもので、主にシンガポール中心部での交通渋滞を緩和するため、混雑する時間帯にその道路を通ろうとする自動車から徴収するシステムです。
影響を受けるのは、CTE(Central Expressway)、BKE(Bukit Timah Expressway)、ECP(East Coast Parkway)を通行する自動車ですが、今回が今年3回目の料金改定だということ。LTA(Land Transport Authority、陸上交通庁)では、今回の改定で、CTEでは、自動車の通行量が減り、南部方面への交通がよりスムーズになるだろうとしています。
料金の値上げについては、大体50セントから1ドルの間ぐらいですが、徴収される時間帯が長くなったり新たに徴収されることになった道路もあります。例えば、これまでCTEを南部方面に通る際にERPで課金されるのは、平日の朝7:30から9:30の2時間だけだったのですが、これが朝7:00から11:00までとかなり長くなりました。さらにゲートも新しく設置され、CTE北部方面のPIEへの出口の前に新しいゲートが設置され、平日午後5:30から10:30まで課金されることになりました。
ECPでも夕方の渋滞緩和のためにRochor Road出口の前などに新しいゲートが設置されるなど、この他にもいくつかの道路でゲートの設置が設置され、新たに課金される道路が増えたということ。LTAでは、この料金の改定がドライバーに浸透するまでは数日かかるだろうとしています。
この調子でいくと、そのうち、シンガポール中の道路すべてにERPのゲートが設置され、交通渋滞がちょっとひどくなると料金をちょっと上げたり、交通量が少なくなったら、また料金を下げるとか、当局のさじ加減で頻繁に料金を改定するというような感じになるのかもしれませんね。 朝のテレビニュースで、今日はこちらのルートが安くなって、代わりにあっちのルートが値上げになったとかいう、本日のERP料金情報なんかも流されるようになったりして。
<シンガポール全土の地図>
高速道路(太いオレンジ色の線)が狭い国土に張り巡らされています。
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