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2007年10月25日

A380の初営業フライト

最近飛行機関係の記事が多くて恐縮ですが、先日シンガポールに到着したエアバスA380の初営業運航が10月25日に行われ、総二階建ての巨大な機体が、チャンギ空港からシドニーに向けた7時間半のフライトに出発しました。

この機の乗客は、航空機産業における歴史的イベントを体験したいと望んで、オンラインのチャリティーオークションで座席を獲得した人たちでした。オークションの最高額となる10万USドル以上で座席番号1Aを落札したシドニー在住のイギリス人、38歳のブリトンさんは、「歴史の一部になりたい」と言って飛行機に乗り込んだそうです。

なお、今回のオークションの最低額で座席を獲得したのは、オーストラリア人のゲオルグさんで、落札金額は560USドルだったということ。6万4千円くらいでシンガポールからシドニーへのチケットが買えたということは、結構お得だったような気もしますね。

さらに、この便には特別に、シンガポールとシドニーの著名なシェフ二人が乗り込んでいて、乗客たちにシャンパンのブランチを提供することになっているということです。

シンガポール航空では、この初納入の機体を、ビジネスクラスとファーストクラスに多くのスペースを割くために471席しか設けませんでした。具体的には、399席のエコノミークラス、60席のビジネスクラス、12コンパートメント(「席」ではなくて)のスイートクラスだそうですが、このスイートクラスは、大型の平面モニターやフランスのデザイナーであるジバンシーデザインのシート、そして、スライドドアの陰にフルサイズのベッドを備えているそうです。

料理の方もこのフライトは特別で、スイートクラスの乗客には1996年のドンペリ・ロゼが、他の乗客にはワインが、キャビアとともにふるまわれたほか、ブラックチェリーソースのモスコビーダックのローストか、フィッシュヌードル添えのガーリックとブラックペーパーソースのビーフがサービスされたそうです。

シンガポール航空によれば、この日のフライト後、シンガポール・シドニー間の通常のフライトは10月27日から始まります。また、シンガポール・ロンドン間のフライトは来年2月に始まるということ。また、その後は日本へのフライトもスタートするのではないかということです。日本便も計画されているということなので、そのうちに日本でもA380の雄姿が見られるようになるのでしょうか。でも、A380発着のためには、専用のボーディングブリッジを造らなければならなかったはずなので、当分先の話のような気もしますが。

エアバス社では、現在のところ180機のA380のオーダーを抱えており、中でもドバイのエミレーツ航空が55機オーダーしているそうです。また、オーストラリアのカンタス航空も来年A380を導入することになっています。

いずれにしても、他の航空会社がA380の運航を開始するまでは、シンガポール航空だけがA380を運航する唯一の航空会社となるので、当分の間は、A380に載ってみたいというお客さんで満席状態が続くのではないでしょうか。

シンガポール航空のA380特設サイト
http://www.a380.singaporeair.com

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