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2007年7月 9日

シンガポールで35種類の新種の動植物が登録

国立公園庁とボランティアが現在実施している2年間に及ぶ調査により、シンガポール国内において35種の動植物が新種として登録されました。また、これまで絶滅したと考えられていた7つの種が再発見されました。

これは、7月7日に、ウビン島にあるチェク・ジャワ湿地帯に、自然観察をするための新しい施設がオープンした際に、マー国家開発大臣が発表したものです。シンガポールでは、最近、自然愛好家のためのツアーが盛んになっているということで、そのためにこの施設が作られました。施設は、観察用の突堤や遊歩道、観察用タワーがあるビジターセンターなどだそうです。施設整備には700万ドルかかったそうですが、政府がチェク・ジャワの非常に脆い生態系を保護するために予算を出して整備したものだということ。この施設は、環境に優しいものとなっており、人の動きを感知して点灯するライトや太陽電池発電装置も備えるなど、エネルギーを効率的に利用できるような装置を備えています。また、施設建設に当たっては、この地域に生存する野生生物に影響を与えないように十分な配慮がされたということです。

実は、このチェク・ジャワ湿地帯を干拓するという計画があったのですが、貴重な動植物が生息しているということで、自然愛好家たちの運動により、その計画が2001年に中止となっていました。その後、多くの自然愛好家たちがこの地域を訪れ、その数は2万人にも達したということです。

マー大臣からは、「元々イギリスのコテージがあった場所にビジターセンターを建設しましたが、その際には、長年、そのコテージの時計塔に棲んでいた貴重なマレーアラコウモリを保護することに特に気を遣いました。そのため、古い時計塔はそのまま残して新しい時計塔を建設しました。それから、コテージの煙突にも珍しいコウモリが棲んでいたため、その煙突の近くで作業をする際には注意しながら行いました。これらのコウモリたちは今でもその場所に棲んでいるはずです。」とビジターセンター建設時のエピソードが紹介されたということです。

都会というイメージが強いシンガポールは、観光旅行で訪れると、自然を感じるのは、せいぜいシンガポール動物園かセントーサ島、植物園くらいですが、どれもちょっと人工的な自然という感じがしてしまいます。でも、ちょっと街から離れると、まだまだたくさんの豊かな自然が残っているのですよね。発見されていない動植物も、まだまだ残っているかもしれませんね。

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