シンガポールの空を流れた光の正体
1月7日の午後7時30分頃、シンガポールの空に緑色の光が流れていくのをたくさんの人々が目撃し、大きな話題を呼んでいましたが、天文学者によるとこの光の正体は流星だろうということです。
この光を見たジェームズさんは次のように話しています。「私はその時、ビーチで流れ星を見ていました。流れ星は赤く光り、弧を描いて流れていっていました。ところが、その光はまったく違いました。色も緑で、あんな光を見たのは初めてだったので、私は飛行機が着陸しようとしているのかなと思っていました。」
しかし、それは飛行機ではなかったようで、専門家はこの光の正体についていくつかの説を発表しました。その一つが、その緑色の閃光は日の出や日没時の太陽と関係があるかもしれないということでした。つまり、日の出、日没時には太陽の光が大気の中で拡散、屈折して緑色になることがあるようなのです。
しかし、天文学者の多くは、こういった光であれば数十秒間継続し、しかも光の筋となるということで、今回の光が1秒程度のものだったため、太陽の光ではないとしています。シンガポール・サイエンス・センターのアンドルー博士は、「人々が緑の光を見たときにすでに太陽が沈んでいたのであれば、おそらく太陽の光ではないでしょう。光を目撃した人々の一部は、それが小さな点だったと言っています。他の人々は、もっと大きい光だったと話していますが、おそらく彼らは雲を通して見たので、大きく見えたのでしょう。」と言っています。
そして、シンガポール天文学協会では今回の緑の光は流星だと断定しました。同協会のアルバート会長は、「流星が大気中を飛んでいくと、空気との摩擦熱により融けたり崩壊してしまうのですが、その際に光の跡を残します。これが一般的に流れ星と呼ばれるものです。」と話しています。
天文学者によれば、シンガポールでは街の灯りなどにより夜空が明るくなり、星が見えにくくなったりするという、いわゆる「光害」の影響により、流星が見えることは非常に希だとしています。したがって、シンガポールで流星が見られるとすれば、かなり大型のもので、場合によっては月と同じくらいの明るさがあるものだということです。今回の流星も、かなり大きなものだったのでしょうね。
確かにシンガポールの夜空は、あまり星が見えないようでしたが、夜空の星というと、インドネシアのジャカルタから船で数時間のところにある小さな島に旅行に行った時の星空はきれいでした。周囲は海で何もないし、夜遅くなるとホテルの灯りも小さくなって、本当にダイヤモンドを散りばめたような星空でした。

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