シンガポール動物園が変身に向けた大改修
シンガポール動物園(Singapore Zoo)で現在、大規模な改修工事が行われていますが、その目的は、動物園を木々が生い茂った熱帯雨林風にすることだそうです。シンガポール動物園は、アジアの中でも有名な動物園で、テナガザルやカワウソ、バクやシロクマなど、290の種から3千頭以上の動物が飼育されています。
1973年に公式オープンしてから、オープンビュー方式としたり、来園者にインタラクティブな教育的体験を提供する「学習動物園(learning zoo)」となるなど、様々な進化を遂げてきましたが、今度は、世界でもっとも美しい熱帯雨林動物園を目指すということだそうです。
シンガポール動物園とナイトサファリの責任者であるレイ常務は、「私たちは美しい熱帯雨林にするための取組みを行っているところです。これには三つの要素があり、教育・訓練分野、研究と保護分野、そして来場者が野生動物との非日常的な体験をするということです。」と話しています。
2006年には、新しい「熱帯雨林の道(Rainforest Walk)」と呼ばれる、滝や熱帯植物、自由に行動するオランウータンなどが楽しめる美しい歩道が完成しました。動物園では、さらに園内を、世界にある八つの異なった熱帯雨林に見立てて区分したそうですが、その中にはインドネシア、マレーシア、オーストラリア・ニュージーランド地域、中国、アマゾンの熱帯雨林も含まれるということです。
また、「熱帯雨林」を売りにするため、これまで人気のあったシロクマを他の動物園に移すことも計画されているそうです。レイ常務は、「私たちが、動物園を「熱帯雨林」にしようとして動物の種類を変えるのは、必ずしも来場者に喜んでもらえないかもしれません。しかし、これは、来場者に非日常的な野生動物との体験を提供するためのアプローチなのです。これは、動物などの展示を更新するだけでなく、様々な飲食物をより良い品質で提供し、よりコストパフォーマンスが高いと思えるような内容にするとともに、よりファミリー向けとしたり、ハンディキャップを持つ人に優しいものにするといったこともあるのです。」とも話しています。
最近は、点字による掲示板を設置したり、野生動物健康・研究センターも開設して、シンガポール動物園は来場者に本当の意味での非日常的な体験を提供しようと取り組んでいるようです。
シンガポール動物園は、私たち家族もとても気に入って何度も足を運んだところです。敷地も非常に広く自然も豊かだし、多くの動物は、柵がない状態で展示されています。それに、敷地が広いせいか、いついっても空いていて、ゆったりと見ることができました。ただ一つ、安くておいしいレストランや食堂がなかったことが不満でしたが、このあたりも改善されるようですね。

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