シンガポール港が世界一のタイトルを死守
中国などの追い上げにもかかわらず、世界的な貿易の発展により、シンガポール港は世界でもっとも取扱量の多いコンテナ港であり、最も数多くの船舶が寄港する港であるという輝かしいタイトルを今年も死守しました。
最新の数値によると、昨年、シンガポールの港で取り扱ったコンテナの数は 2,480万個の記録となったそうです。さらに、船舶用燃料の販売と船舶の寄港回数についても最高記録を達成したということです。コンテナ取扱量、燃料販売、寄港船舶数は、2005年にも最高記録を更新していたのですが、2006年はさらにその記録を更新したということで、2006年もシンガポールの海運産業は大盛況だったようです。
しかし、シンガポールの海運業界によると、中国や他の国々の港が台頭してきたことにより競争が激化してきたため、現在の地位を維持するのは大変だということ。シンガポール海運財団のテオ会長は、「海運業はグローバルなビジネスなので、中国だけでなく世界中の国々との競争が激しくなっている。ただ、マーケットが異なっていることもあるので、お互いに補い合いながら、他の港と共同してビジネスを行うこともある。」と話しています。
レイモンド・リム運輸大臣が明らかにしたところによると、昨年、シンガポールに寄港した船舶は総トン数で13億トンを記録し、前年より14%も増えたそうです。また、10億トンを越えたのも2年連続となりました。そして、船舶用燃料の販売量も前年から11%増えて約2,800万トンを記録したということです。
シンガポールでは、海運に関連して「シー・アジア2007(Sea Asia 2007)」というイベントも開催されることになっており、業界では、アジアでは世界の船舶貨物の40%以上を取り扱っており、このイベントが、世界にシンガポールやアジアの海運業をアピールする良い機会になると期待しているということです。
シンガポールの街の中にいると、シンガポールが世界有数の貿易都市であるという印象を持つことはないのですが、ケッペル港の近くに行ったり、海から船に乗って港の辺りを見たりすると、たくさんの貨物船と港に山のように積み上がったコンテナ、林のように立ち並ぶガントリークレーンに驚きます。でも、どちらかというと、こちらの方がシンガポールの本来の姿なのでしょうね。

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