シンガポールとジョホールバルをつなぐモノレール建設か
シンガポールとマレーシアのジョホールバルをつなぐモノレールの建設プロジェクトが検討されており、もし実現すれば、わずか3分でシンガポールからマレーシアに行くことができるようになるそうです。これで、両国をつなぐコーズウェイでの長い長い渋滞も無くなるかも知れませんね。
現在、シンガポールのMRT運営会社SMRTとジョホールの建設会社が、シンガポールのウッドランズ駅かクランジ駅からジョホール海峡を渡ってジョホールバルに至るモノレールの建設について協議していることが明らかになりました。
この「ジョホールバル・モノレール」と呼ばれるシステムは、リニアモーターカーのテクノロジーを使い時速100kmも出るそうなので、シンガポールのMRTよりも高速です。当初は、ジョホールバル市中心からイオン・テブラウシティ(AEON Tebrau City。日本のイオンが入っている巨大ショッピンセンター)までの13.5kmの路線が建設され、その後州内各地をつなぐ路線が建設されることになっています。この路線をさらにシンガポールまで延長することが検討されているということです。
両社では今後数か月で結論を出すことにしているそうですが、もし両社が合意に達すれば、来年から30億リンギット(約980億円)をかけて3?4kmのモノレールが建設され、3年以内に完成することになります。
もちろん、実現には様々な課題もあるようで、例えば、一度に大勢の人を運ぶことになるので、税関と出入国審査の手続きをいかに簡素化するかといった問題もあるということ。また実は、マレーシアとシンガポールの間にはコーズウェイ建て替えに関して従来から争いがあるため、今回のプロジェクトについても両国間で政治問題になるのではないかとの懸念もあるようですが、今のところ両国政府ともプロジェクトについて反対する姿勢は見せていないということです。
ただ、SMRT側では、このプロジェクトについて45%の持ち分を提案しているそうですが、ジョホール州政府ではSMRTの持ち分を15%に制限したい意向だという情報もあります。このあたりには、このプロジェクトが非常に利益の上がるプロジェクトだという事情があるようです。例えば外資系銀行のアナリストは、「現在でも毎日5万人の人々がコーズウェイを通っている状況であり、交通量を考えると収益もかなりのものになるでしょう。モノレールが稼働すれば、特に週末には、より多くの人々が利用するようになるでしょう。」と話しています。
セントーサまでのモノレールが開通するという話題を書いたばかりですが、今度はいよいよジョホールバルとシンガポール間がモノレールで結ばれるのでしょうか。税関と出入国審査がスムーズにいくようなシステムができれば、シンガポール国内を移動するような気分で気軽にジョホールに足を伸ばすことができるようになるのでしょうね。

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