セントーサの総合リゾートの運営業者はゲンティン・グループ
セントーサ島に建設される総合リゾートプロジェクトの運営業者がゲンティン・インターナショナル社とスター・クルーズ社によるジョイントベンチャー「インフィニティ@ザ・ベイ社」に決定しました。
これは、12月8日に、ジャヤクマール副首相が発表したものですが、このプロジェクトが最もすばらしいリゾート開発計画で、シンガポールをすべての訪問客に対して最もアピールするものだとして選ばれたということです。運営業者選定の入札には、ゲンティン社のほかカーズナー・キャピタランド総合リゾート社、エイス・ワンダー社が参加し、これまでさまざまな角度から審査が行われてきました。ただ、以前からゲンティングループが優勢と見られていただけに、シンガポール国内にあまり驚きはなかったようです。
このリゾート施設は、6億5千万ドルの土地取得費を含み総額で52億ドルの投資額で建設され、2010年に完成する見込みになっています。そして2015年には、1千万人の訪問客を呼び込むとともに150億円の観光収入をもたらすと期待されています。
リゾートの目玉は、ユニバーサルスタジオのテーマパークですが、そのほかに海をテーマにしたテーマパークなどたくさんの施設が作られることになっています。まず、総合リゾート用地の東に建設されるユニバーサルスタジオは、アジアで最大のものとなり、「ウォーターワールド」、「ロストワールド」、「エジプト」、「スーパーヒーローシティ」、「バックロット?ザ・ビッグアップル」、「ハリウッド・ブルアード」、「カートゥーンスタジオ」という七つのテーマワールドの中に22のアトラクションができるそうですが、そのうち16アトラクションはシンガポール用に新しく企画されたものだそうです。
他のテーマパークも家族向けのエンターテインメントを提供するもので、例えばクエスト・マリン・ライフパークは、8ヘクタールの広さを持つ海洋水族館で、中には650万ガロンという世界最大の海水の水槽のあるジンベエザメ・ラグーンや、インタラクティブなイルカ水槽などがあります。他にも海をテーマにした1.3ヘクタールのイクエリアス・ウォーターパークや、世界で最初の「海のシルクロード」の博物館となるマリタイム・エクスペリメンタル・ミュージアムがあるということです。
さらに、フェスティブ・ウォーク近辺にはショップやレストランができるほか、エンターテインメント施設もできるということで、ショーパレスという2,150席の円形劇場やブル・リングという6,300席の円形劇場、そして、水と光の特殊効果を使ったショーが楽しめる1,714席のイマジニアリングという劇場ができるということです。
あらゆる天候でも楽しめるように、主要なアトラクションの多くは屋根がついていて、歩道なども屋根で覆われているということです。また、夜には各建物や施設にライトアップが行われ夜景も美しいものになりそうです。
リゾートには全部で六つのホテルも建設され、1,830室が提供されるということです。もちろんスパもでき、42のプライベート・ヴィラに加えて様々なプログラムを提供するESPAスパセンターができます。また、会議場施設も整備され、1,600人収容のラヴィエ・ショールーム、7,300人収容のボールルームのほかトータルで3,000人を収容できる22室の会議室など、全部で12,000人を収容できるそうです。そのほか、シンガポールに初出店となる様々なブランド・ショップなどもできるということ。
ゲンティン社では、このリゾート建設がシンガポールのGDPを27億ドル増やすとともに、3万人の雇用を生み出すとしており、シンガポールの経済に与える効果もかなりのものがありそうです
いよいよセントーサの総合リゾート計画が動き出しそうです。でも、この計画を見ていると、あらゆる施設がセントーサに集まってしまうような感じがして、シンガポール本島内が廃れてしまうのではないかとちょっと心配です。まあ、そのへんのところはシンガポール政府もちゃんと考えているのでしょうが。いずれにしてもシンガポールは、さらにまた新しい魅力を持つことになりそうですね。

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