ハリ・ラヤ・ハジの羊
1月10日は、メッカ巡礼者の帰還を祝いその労をねぎらうというイスラム教の祝日「ハリ・ラヤ・ハジ」でしたが、ムスリム(イスラム教徒)の人々は、この日にコーバン(korban)と言われる、生け贄を捧げる儀式を行うのが恒例です。この儀式では羊を生け贄として捧げ(処分し)、肉の1/3は羊を寄贈した人、1/3は恵まれない人々、1/3はその他の人々 というように分配することになっています。
昨年のハリ・ラヤ・ハジでは、悪天候のためオーストラリアから輸入されることになっていた羊の到着が遅れ、いくつかのモスクでは、この儀式を中止せざるを得なかったということですが、今年は1月8日に、無事に4,645頭の羊がオーストラリアから到着したそうで、シンガポール国内では全部で6千頭の羊が処分されました。
今年のハリ・ラヤ・ハジでは、雨天にもかかわらずシンガポール国内の60以上のモスクに、数千人のムスリムが集まって祈りを捧げたということで、シンガポールのムスリム担当大臣であるヤコブ大臣も、セラングーンにあるモスクで儀式に参加し、恵まれない人々に羊の肉を配ったということです。
ヤコブ大臣は、コーバンに参加した後、今年は、昨年のようなトラブルもなく儀式が滞りなく行われ、信頼も回復したと述べたということです。また、現在コーバンのための羊を輸入する業務は、シンガポール・イスラム教協議会(Islamic Religious Council of Singapore、MUIS(マレー語名称の略称なので、英語名称の頭文字とは異なっています。))が行っていますが、これを外部発注や民営化の方式に変更するべきだとも述べたそうで、ムスリムの人にとって、コーバンの儀式がいかに重要なものかということがわかりますね。
最近は日本でも、羊の肉はヘルシーだということで、非常に人気が高まっていますね。我が家でもジンギスカン鍋をよく作ったりします。
でも、シンガポールでは、羊の肉を使った料理にはあまり会ったことがありませんでした。マレー系の方も多いので、羊料理というのは結構あると思いますので、おいしい羊料理の店を知っている方はぜひ教えてください。

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