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2005年10月24日

シンガポール国内の全面禁煙問題

最近、シンガポール国内を全面禁煙にしようという声が大きくなっているようですが、シンガポールのサダシバン保健担当上級国務大臣は、全面禁煙は様々な問題をもたらす可能性があるとして、慎重に検討しなければならないとの見解を示しました。

政府は現在、国民に喫煙の習慣をやめさせるために、禁煙プログラムの実施や、タバコの価格を高くしたり、若者がタバコを購入できないようにするなどの対策を取っています。

また、最近になって、バスの待合所やスイミングプール施設などの公共の場所での喫煙も禁止しました。

しかし、医師などの間では、国内を全面的に禁煙にすべきだとの声も上がっているということで、これに答える形で、サダシバン大臣が見解を示したものです。

ある医師の話では、シンガポールでの死亡原因の第4位は脳卒中となっていますが、その4分の1は喫煙が原因だということです。

しかし、サダシバン大臣は、全面禁煙は別の問題を引き起こすと言っています。彼は、「全面禁煙は、米国の禁酒法施行時代に起きたように、タバコの不法取引や密輸を増加させることになるだろう。それに、シンガポールにやって来る観光客が減ってしまうかもしれない。したがって、シンガポールでの全面禁煙は、非常に慎重に検討されなければならない問題だ。」と述べています。

そして、保健省は今後も、反喫煙のための努力を継続していくとともに、現在の喫煙者人口を減らすための努力もしていくということです。

確かに、全面禁煙したとしても、隣国マレーシアからタバコを持ち込んだり、観光客が持ち込むということは大いに考えられることですし、シンガポール滞在中禁煙しなければならないとなれば、シンガポールへの旅行を考え直す人も出てくるかもしれませんので、観光産業が重要な産業の一つであるシンガポールにとっては、なかなか難しい問題なのかもしれませんね。

シンガポールが子供連れの旅行先としていいなあと思う理由の一つは、禁煙の場所が多いということですね。

日本だとレストランなどに入っても、禁煙席がいっぱいで仕方なく喫煙席に座るということもありますが、シンガポールは基本的にすべて禁煙席なので、子供連れでも安心して入ることができます。

ということで、全面禁煙にしたとしても、子供連れの旅行先として大いにPRすれば、観光客も減らないのではないでしょうか。

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