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2005年9月15日

シンガポール初の海水淡水化プラントが完成

シンガポールで初となる海水淡水化プラントが、9月13日正式に完成し、シンガポールは、「水」の自給自足に向けて大きな一歩を踏み出しました。

シンガポールでは、現在、国際脱塩協会(International Desalination Association)の世界大会が開催されており、その開会式で、イブラハム環境・水資源大臣が、シンガポールは水供給の多角化を進めるために海水塩水化に取り組んでおり、また、水産業も発展してきており、今回のプラント完成はその成果だということを発表しました。

このプラントは、シンガポールの水処理会社であるハイフラックス(Hyflux)社の子会社で、1日に3千万ガロン(約1億1千万リットル)の淡水を作り出す能力があるということです。

また、海水の淡水化とともに、シンガポールでは、ニューウォーター(NEWater)と呼ばれる再利用水の利用も進められています。このニューウォーターは、下水処理場で通常の処理が終了した水に、さらに3段階の浄化処理を施し、飲用可能な水準まで高度処理した再利用水で、政府でも、このニューウォーターのPRを積極的に行うなど、普及に努めてきました。

ニューウォーターは、これまで5百万本のボトルが製造されており、これに加え、今回、海水淡水化水の製造が始まることにより、シンガポール国内の上水需要の10%を賄うことができると期待されています。

しかし、シンガポール政府は、今後も引き続き水の自給自足に向けた研究開発を民間とともに進めているとしており、このシンガポールの淡水化技術は、同じく水不足に悩む湾岸諸国などでも大きな期待を寄せているということです。

水資源の少ないシンガポールでは、これまで、上水はマレーシアからの輸入に頼っており、自国で水を自給自足するというのは、国家戦略上も重要課題の一つで、淡水化技術の研究も数十年前から行ってきたということです。

ここ最近、日本でも夏には水不足の地域が増えているようなので、近いうちに日本でもこういった技術を導入しなければならなくなるのかもしれませんね。

シンガポールは水道の水が飲める数少ない東南アジアの国と言われており、味は別にして、水道の水を直接飲んでも問題ありません。

ただ、シンガポーリアンでも、いったん沸かしてから飲んでいる人が多いようで、我が家でも、住んでいたときは、水道の水を沸かしたり、浄水器を通して飲んでいたのですが、コンドミニアムの上水管の問題で飲めないということになってからは、ミネラルウォーターや蒸留水を買って飲んでいました。そちらの方がおいしいですし、日本に比べるとずっと安いですから。

先日の旅行の時も、ブランドにこだわらなければ、500mlのペットボトルが45セント(約30円)でした。もちろん日本の水道に比べれば高いですが、日本で売っているミネラルウォーターよりはずっと安いですよね。

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