インドネシアのヘイズ対策を支援
具体的には、RSAF(Republic of Singapore Air Force、シンガポール共和国空軍)の輸送機C?130が、山火事を消火するための人工降雨の誘発剤を散布するため、スマトラ島に飛行することになりました。また、インドネシア政府に対して、ヘイズの影響を受けている地域の衛星写真の提供も行ったということ。
これまでのところ、シンガポールでは、風向きの影響でそれほどヘイズの影響は出ていません。大気汚染指標(Pollution Standard Index、PSI)も30程度にとどまっており、健康に影響があるとされる100を大きく下回っている状態です。
しかし、隣国マレーシアは、現在、危険なレベルのヘイズで覆われており、視界不良による事故など様々な被害が出ているようです。
シンガポール国家環境庁(National Environment Agency)では、風向きとスマトラ島の山火事の場所から判断すると、シンガポールがマレーシアのようなひどい状況になることはないだろうとしているようですが、風向きが変わり、いったんヘイズがやって来ると、それを防ぐ手だてはなく、外に出ないとかマスクをするとかの対症的な対応しかありません。
このため、シンガポール政府としても黙って見ているわけにはいかず、インドネシア政府に協力して、ヘイズの原因となっている山火事を消すための取り組みを行うことになったものです。
毎年のこととは言え、ヘイズの発生を抑えるという抜本的な対策は、原因が山火事ということもあり、なかなか難しいのでしょうが、影響はインドネシアにとどまらず周囲の各国に広がっているものなので、今回のように関係各国が連携して取り組んでいくことが重要だと思います。
先日のシンガポール旅行の際は、あまりヘイズが来ているという感じはありませんでしたが、それでも、晴れてはいるけれど太陽がぼんやりしているような日もありましたので、多少は影響が出ていたのでしょう。
ただ、本文にもあったように、マレーシアではヘイズによる影響がかなり深刻のようで、シンガポールのテレビニュースで盛んに放送されていました。
ヘイズがやってくると、喉が痛くなったり咳き込んだりと、呼吸器にも影響が出てきますので、煙霧と言えどもあなどれません。特に喘息の方にはつらいと思います。
シンガポール政府の対策が功を奏するように期待しています。

コメントする