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2005年4月27日

マレーシアとの土地埋立て紛争が和解

シンガポールがジョホール海峡とその周辺で行っていた海の埋立てに対する、シンガポールとマレーシアの紛争が解決することになり、両政国府は4月26日、シンガポール外務省内で、和解協定にサインをしたということです。



2003年にこの紛争が大きな問題となった時のマレーシア政府側の主張は、チュアス地区の埋立てが、マレーシアの領海を侵犯しているということ、そして、さらに、テコン島での埋立て工事が、マレーシアの海岸地域に被害を及ぼすとともに、漁業に大きな影響を与えているということだったそうです。



その後、両国は解決に向けた交渉を続け、今回の和解に至ったようですが、両国政府は、今回の和解協定を、友好的、かつ、公正でバランスの取れたものであると評価しているということです。



和解案のポイントは、次の三つであるそうです。



1 シンガポール政府は、37万4千リンギット(約100億円)を、埋立てによって被害を受けた漁業者への補償金として一括払いする。これにより、漁業者一人当たり5,200リンギット(約15万円)が支払われることになる。



2 シンガポールは、テコン島の埋立て後、ジョホール河口とカルダー港の、安全で円滑な船舶の通行が妨げられることがないということをマレーシアに再確認した。



3 シンガポールは、テコン島地域の埋立て後の土地の海岸線の最終設計を修正する。



シンガポールとマレーシアは、1965年にシンガポールがマレーシア連邦から独立した時からすでに、いろいろと複雑な関係にあり、経済的にシンガポールは、マレーシアより繁栄していると言えるものの、水道水をはじめ様々な部分をマレーシアに頼っていますし、周囲をマレーシア、インドネシアというマレー系国家に囲まれている超小国ということもあり、マレーシアには常に気を遣わなければならないという事情もあります。



そういった中で、いろいろと小さな対立はあるのでしょうが、あまり大きな問題にもしたくないということもあったのではないでしょうか。



ただ、和解案を見ると、シンガポールが金で解決したのかな、という気もしてしまいますが、どうなのでしょうか。

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