香港の食べ物入門
またまたシンガポールではなくて、今度は香港に仕事で行きましたので、その時のことをちょっと紹介します。
香港には、ちょうど旧正月の前後10日間くらい滞在したのですが、香港もシンガポールと同じで、本番の正月は「旧正月」の方なので、多分、1年で一番にぎやかな時期だったのではないでしょうか。ただ、仕事が毎日、朝10時から夜の11時近くまで、しかも休日が旧正月の当日1日だけだったので、ほとんどホテルと仕事場の往復で、街を歩き回ることはほとんどできませんでしたが、シンガポールと同様、香港もきっと安くておいしい料理がたくさんあるだろうと、食べ物を楽しみにして香港に行ったのでした。
香港の印象は、シンガポールを「縮めて」、「混ぜて」、「汚くした」(香港の方ごめんなさい)ような感じでした。街にはシンガポール以上に高層の建物が所狭しと建っているし、人の量もとにかく半端ではありません。また、新しくてきれいなビルも多いのですが、古くて汚くなった建物も多くて、とにかく雑然としている感じがしました。
期待していた食べ物はというと、香港初心者の私には、正直言ってあまり美味しいと思ったものがありませんでした。レストランの中華料理も当たりはずれが大きくて、おいしい所はすごくおいしいのですが、我々の口に合わない所も多かったです。もっとも、これは、入ったレストランが、広東、北京、潮州...のどの料理なのかをちゃんと調べないで入ったため、口に合わなかったことも大きかったようです。それから、特に麺を食べるのを楽しみにしていたのですが、シンガポールで食べていたのと同じような、ものすごく腰の強い細い麺(シンガポールのダンプリングミーとかの麺)は美味しかったのですが、他は、太くて腰がなくて柔らかい麺が多いようで、あまり口には合いませんでした。

ただ一つ、こんなに美味しいものを食べたことがないと思ったのは、街にあるデザート屋さんで食べた牛乳プリンでした。牛乳の味が濃くて適度に甘く、ちょっと暖かくて本当に美味しいです。亀のエキスで作った亀ゼリーも前に食べましたが、これは健康にいいだろうなあという味で、シロップをかけないとちょっと食べられないという感じでした。それと、シンガポールでよく食べに行っていた、とんかつ屋の「とん吉」と、「デリフランセ」があり、どちらも懐かしくて何回も行ってしまいました。
食事のことで言うと、旧正月の当日は、一般のレストランは休みになるからホテルのレストランにでも行った方がよいというアドバイスを香港駐在の日本人の方から聞いていたのですが、シンガポールでも同じような話はあったものの、実際には、結構街のレストランは営業していたので、香港も大丈夫だろうと思い、当日の夜、香港に一緒に行った方と外で中華でも食べようと外に出たのですが、確かにレストランはほとんど営業していませんでした。しかも、営業している数少ないレストランはものすごく混んでいて、かと言って、宿泊していたホテルのレストランは、正月の特別メニューとかで値段がものすごく高くなっていて、結局、街の中をぐるぐる歩き回って、やっと、火鍋(ホットポット)をやっている中華料理のレストランに入ることができました。火鍋というのは、ご存じのかたも多いと思いますが、大きな鍋にスープが入っていて、そこに肉やら野菜やらシーフードやらを入れてよく煮て食べる日本の鍋と同じようなものですが、鍋が二つに仕切られていて、半分は普通のスープなのですが、半分は、何やらよくわからない茶色の濃いスープで、味も漢方薬をお湯で溶いたような感じで、一緒に食べに行った6、7人の日本人の中で、そのスープを美味しいと言った人は一人もいませんでした。何で作ったスープなんでしょうか。
また、そのレストランでは火鍋のほか、壁にスペシャルメニューのポスターが貼ってあり、写真では何かよくわからなかったのですが、まあ試しに注文してみようということで、一つ注文してみたら、ウエイターが持ってきたのは、日本の寿司桶に氷を敷き詰めて、その上に貝の刺身を載せたものでした。何の貝か種類もわからず、活きもよさそうに見えないし、しかも、香港の中華料理レストランが出す刺身だからなあと、皆で食べようかどうしようか迷っていたのですが、周りのテーブルの中国人も結構注文しているので、大丈夫だろうということになり、醤油とわさびを付けて食べてみたのですが、ほとんどは鍋でよく火を通して食べました。でも、次の日、お腹のを壊した人がいなかったので、我々の取り越し苦労だったのでしょうか。

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