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2000年1月 4日

ときどきタイへ

 タイには、平成9年にチェンマイでタイ政府と共同で開催した国際会議の準備等のため10回近くも出張する機会があり、とても印象深い国となりました。タイの中でも実際に行ったのはバンコクとチェンマイがほとんどで、1回だけパタヤに行きました。バンコクは皆さんご存知のように大都会ですが、タイの北の方にあるチェンマイは、気候もバンコクほどは暑くもなく、タイの避暑地のような感じで、とても過ごしやすいところです。街も、バンコクに比べると田舎というか、のんびりしていて、個人的にはとても好きなところで、機会があればもう一度行きたい所です。パタヤは、ビーチリゾートですが、ベトナム戦争時代にアメリカ兵の保養地だったためか、欧米人の観光客が非常に多かったです。

 国際会議の準備のため、日本で言えば自治省にあたるタイ政府の内務省の担当者と協議したのですが、その印象として、タイの国民性というのは、日本人にかなり似た部分があるのではないかということです。まず、公務員だけかもしれませんが、勤勉であるということがあります。また、公務員の考え方は日本ととても良く似ており、東南アジアの国の中でも一番「官僚」らしい公務員であるという感じがしました。公務員と言えば、タイでも日本のように、公務員の役職というか上下関係による待遇の違いというのが結構あるようで、バンコクからチェンマイまでは飛行機で1時間くらいで、我々はいつも飛行機を使っていたのですが、内務省の職員は、ある程度の役職以上の人でないとチェンマイまで飛行機では行けないようで、一般の職員は10時間以上かけてバンコクからチェンマイまで列車で来たということでした。

<アユタヤの遺跡 近くで見るとすごいですよ >

 なお、バンコク・チェンマイ間のタイ航空の飛行機は1時間という短いフライトにもかかわらず、エコノミークラスでも必ず食事かスナックが出ます。ただ、短い時間で効率的に配るため、日本の駅弁のような箱に入っていて、飛行機が離陸すると飛行機のスタッフがそれを配って回るというものです。でもアルコールも無料でサービスしてくれますし、料理もなかなかおいしくて下手な国際線のエコノミークラスの食事よりもおいしいのではないかと思います。私はこの路線に乗るのをいつも楽しみにしていました。日本の国内線の航空会社も見習ってはいかがでしょうか...。

 また、タイは王国であり、現在はプミポン国王が在位していますが、国民の国王に対する感情というのは非常に好意的なものがあるようです。町中の店ではよく国王の姿が大きく写ったカレンダーを、日本でいうと人気タレントのカレンダーのように飾っていますし、額縁に入った国王の絵もよく見かけます。国内政治で何かトラブルがあっても、国王が出てくるとうまく収まるということもあるようで、国民の厚い信頼を受けているようです。また、有数の仏教国で国内には数多くの寺院がありますが、若い人にとっての仏教は現在の日本の状況と似たようなもののようで、年に数回しか寺院に行くことはないという若者も結構いるようです。

 それから、今は日本でもたくさんのタイレストランがありますが、本場タイの料理も非常においしかったです。もちろんものすごく辛い料理も多いのですが、野菜や魚を使ったあっさりした感じの料理もあり、日本人には食べやすいものが多かった気がします。私も、出張でタイに10回以上行くうちに、最初はダメだったトムヤムクーンなどの料理がおいしく感じられるようになってしまいました。

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