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2000年1月24日

ウイーン3泊4日の旅

 またまた出張で、今度はウイーンに行ってきました。たまには出張じゃなくて家族で海外旅行なんかに行きたいところですが、時間もないし財布の方も厳しいということで、なかなか行けませんが。

 オーストリアの首都であるウイーンにはオーストリア航空が直行便を飛ばしているのですが、時間等が合わずに、今回は、行きは成田からフランクフルトまでルフトハンザ航空に乗って行きました。ルフトハンザ航空は時間に正確だという話は聞いていたのですが、気流も良かったのか、結局1時間も早くフランクフルトに到着してしまいました。ただし、飛行機の機内は、かなり狭い方ですね(もちろん、私はエコノミークラスですが、降りるときにちらっと見ると、ビジネスクラスの座席も、日本?ヨーロッパ線の割には普通だなあという感じでした。)。今回は、それほど混んでいなかったため、隣の席が空席で、前後の間隔は狭いものの割と楽に室内で過ごすことができました。ただ、出発がちょうど昼だったせいもあって、飛行機であまり眠る気もせず、ほとんど起きていたのですが、今時のボーイング747なのに、シートテレビが付いておらず、ずっと本を読んで過ごしました。

 ルフトハンザ航空のサービスについては、機内食はまあ普通という感じでしたが、ドイツのビールをいただけたのがよかったことでしょうか。それと、乗務員の方は特にサービスがよいという訳ではなかったのですが、感心したのが、頻繁に飲み物を持ってきてくれるということでした。食事の後はお昼寝タイムとなって機内も暗くなるのですが、それでも、1時間に1回は水、ジュールなどを持って座席を回ってくれました。私はちょうど風邪気味でのどが痛かったので、飲み物サービスは非常にうれしかったです。

 フランクフルト到着後は、EU域内に入るということになるので入国審査を通らなければならなかったのですが、我々のグループの最初の一人のパスポートをちらっと見ると、その後のメンバーはフリーパスで、パスポートを全く見ようとしませんでした。あれで本当に大丈夫なんでしょうか。まあ、日本人だからということもあったのでしょうが。そして、同じくルフトハンザ航空機でウイーンに向かいました。1時間30分のフライトでしたが、ハムを挟んだサンドイッチのサービスがありました。ただ小さい機体だったので、荷物を入れる場所がないなど狭かったですね。

 ウイーン空港には、現地時間の夕方に到着しましたが、ウイーンの天気はというと、雪はまったくなくて良いお天気なのですが、風が冷たくて非常に寒かったです。特に夕方などは、体の芯から冷えるような感じで、長い時間は外にいられませんねん。

 基本的に、ウイーン滞在中はずっと仕事でしたので、観光の時間はほとんどなかったのですが、ウイーン料理は2回食べる機会がありました。感想としては、まあこんなものかなあという感じでしょうか。基本的に肉料理なんですね。私がおいしいと思ったのは、大きなカツレツでした。薄くて柔らかくて、最初大きくて食べられるかなあと思ったのですが、簡単に食べられました。ほかの料理はというと、あまり印象に残っているものはありませんでした。ウイーンだからということで、ウインナーソーセージが名物かというと、そうでもないそうで、ソーセージはあるもののウイーンの方々も、そんなに頻繁に食べるという訳でもないそうです。それから、ウイーンといっても、なかなかお酒に関しては思い浮かぶものがないのですが、ビールもワインも非常に種類があっておいしいようです。それがどうして世界的にあまり知られていないのかということについて現地の方に聞くと、オーストリア国民の方々がみんな飲んでしまうため、国外にはあまり出ないということです。いいんだか悪いのかわかりませんが...。どうも、このあたりにオーストリア国民の国民性がよく出ているということです。

<教会の上から見た街の様子>
<休日の静かな通り>

 このように、ウイーン滞在中に何度かウイーン料理を食べたのですが、1回だけ時間がなく、仕事をしていた建物の近くのアジア料理のレストラン(というか食堂)に行くという機会がありました。そこは、中国系の方がやっている店のようで、日本のラーメン、中華風麺など様々な種類の麺の他、マレーシアのサテーや日本の焼き鳥などもあり、結構いろいろとおいしそうなものがありました。で、そこで、私が注文したのは、あの「ラクサ」です。確かメニューにはシーフードカレーヌードルとかいう説明がありましたが、まさかウイーンでラクサが食べられるとは思っていなかったので、どんなのが来るのかドキドキして待っていたのですが、やってきたのは、シンガポールのラクサとはちょっと違っていました。具もエビの他は、シンガポールのラクサには入っていない貝とかが入っていましたし、麺も、日本のラーメンの延びたような感じで、正直、あまりおいしいとは思えないものでした。ただ、スープだけはそれらしかったので、スープだけは最後まで飲んでしまいました。あぁ、シンガポールのラクサが食べたい...

 帰国する日は飛行機が夕方出発だったので、日中はウイーン市内をちょっと見て回る時間がありましたが、朝は現地の方がチケットを手配してくれて、ウイーン少年合唱団の歌を聴きに行くことができました。とは言っても、ホールでのコンサートではなく、毎週日曜日に教会で開かれるミサでウイーン少年合唱団が歌うというものを見学しに行くものです。したがって、会場は古い教会でそれほど大きな建物ではないのですが、非常に荘厳な雰囲気のある場所でした。私たちは2階席に座ったのですが、周囲の人たちはほとんどが観光客のようで、ガイドブック片手に写真を撮ったりしていました。私たち以外に日本人の方も結構いるようでした。

 歌を聴くというよりも、ミサを最初から最後まで見学して、その間に合唱だの歌が時々入ると言う感じでしたが、私たちが一番見たかった合唱団の少年たちは一番上の階で歌っているということで、ミサの間は全く姿を見ることはできませんでした。でも、さすがにすばらしい歌声で、彼らだけでなく、大人の方々の歌もすばらしかったです。これは教会で行われているということで、雰囲気も非常によかったのでしょうね。なお、ミサの終了後、合唱団の子供たちはわざわざ1階のミサをやっていたホールの所まで出てきてくれて挨拶をしてくれました。観光客へのサービスなのでしょうね。

 それから、ウイーンで最も大きいと言われている美術史美術館を見学に行きました。ブリューゲル、ルーベンス、レンブラント等の絵画が沢山展示してあり、じっくり見るのであれば、1日がかりというくらいの大きな美術館でしたが、私には、モスクワで見学したトレチャコフ美術館の大きさが印象に残っており、それと比べるとそれほど大きいとは思えなかったことと、絵自体もその内容も、暗い感じのものが非常に多く、印象に残るものがあまりなかったこともあり、こんなものかなあという感じでした。ただ、美術館の中央ホールにレストランがあり、休日だからなのかブッフェの昼食をやっていたのですが、美術館の古い建物の中央ホールで食事を食べているウイーン市民の皆さんがとても素敵でうらやましいなあというのが印象に残りました。

<教会で歌うウイーン少年合唱団>
<たくさんの人が歩く休日のメインストリート>

 その後は、路面電車に乗ったりして市内をぶらぶらしたのですが、基本的に日曜日はレストラン以外の商店はすべて休みだということで、買い物はすることができません。それにもかかわらず、通りには結構たくさんの人が出ていて、何をしているか見ていると、ただ歩いているか、閉まっている商店のウインドウを眺めているといった感じのようで、特に目的もなくぶらぶらしているということのようでした。私たちも教会に入ってみたりして、適当にぶらぶらしていたのですが、お土産に、あの有名な"ザッハトルテ"だけはということで、買いに行きました。現地の方の話によると、もともとザッハトルテは、ホテル・ザッハーで作られていたのですが、その職人が亡くなったときに、その一番弟子がホテルをやめて、別にザッハトルテの店を出したということで、両者で「本家」「元祖」の争いになったということでした。ちなみにこの争いは裁判に持ち込まれ、結果として両店とも本物のザッハトルテということに落ち着いたようです。私たちは、ホテル・ザッハーのザッハトルテを買ってみました。帰国してから食べてみたのですが、日本のチョコレートケーキとは全く違う味で、これは生クリームと一緒に食べないと味が濃厚すぎるなあという感じでした。なお、常温で2週間はもつということでしたので、チョコがかなり濃いんでしょうね。

 今回は、2月という時期もあり、ウイーン市内を歩いても寒かったという印象しかないのですが、きっと暖かい時期であれば、街を歩いて回るのがすごく楽しいのではないかと思いました。それほど大きい街でないので、歩いてもいいですし、路面電車、バスに乗るだけでほとんど回ることができるし、歴史的な建造物、モニュメントなどが街のあちこちにあって飽きないのではないでしょうか。

 そんなこんなで、帰国です。まずウイーン空港からフランクフルトまで、今度はオーストリア航空に乗りました。乗務員の方が皆さん真っ赤な上着で印象的だったのですが、往路のルフトハンザ航空と違って、エコノミークラスには食事・飲み物のサービスがなく、軽食や飲み物がほしい人は、乗務員がワゴンを押して回ってくるので、お金を払って好きなものを買うということになります。水だけは無料でくれるということなので、私は水だけもらいましたが...

 フランクフルトに到着後、空港で少し待った後、今度はANA便で成田に向かいました。もちろんチケットはエコノミークラスだったのですが、ラッキーなことに、通常のエコノミーではなく、「プレミアムエコノミークラス」の席に座ることができました。初めて利用したのですが、いやあ楽でしたね。シートは国内線のスーパーシートという感じで、通常のエコノミークラスが横10列なのに、プレミアムエコノミーは8席なので、横幅も広く、前後のスペースもエコノミーよりはかなり広く、おそらく一昔前のビジネスクラスくらいの感じなのでしょうか。各席にはパソコン用のコンセントと、シートテレビが付いており、テレビの方は、好きな時に好きな映画や番組が楽しめるというものでした。また、スリッパも結構立派なものが付いていました。お陰で長時間のフライトもそれほど苦にならずに過ごすことができました。でも、もちろん食事関係はエコノミーと全く同じですが、慣れないビジネスクラスに乗って、食べ過ぎて胃の具合が悪くなってしまうより、かえっていいかなという感じでした。なお、今回の機内では往路、復路ともできるだけ眠らないようにしたためだと思うのですが、時差ボケというのがほとんどなく、変な時間に眠くなったり夜が眠れなかったりということがありませんでした。

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