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2000年1月16日

ちょっとタスマニア1

 日本帰国後、シンガポールに行く機会はなかなかないのですが、2000年のシドニーオリンピックの直後、仕事でオーストラリアに行きましたので、その時のことをちょっと書きます。ホームページの趣旨とはだんだん離れていくようですが、シンガポールに行けないので仕方がありません。我慢してください。

 オーストラリアでは、シドニー、メルボルンという大都市にも少しだけ滞在したのですが、メインの訪問先はタスマニア島でした。タスマニア島については、以前「タスマニア物語」という映画があったので御存知の方も多いとは思いますが、シドニーやゴールドコーストはたくさんの日本人の方が訪れるものの、タスマニアとなると、シドニーから飛行機でさらに2時間弱かかりますので、なかなか足を伸ばす方は多くないと思いますので、タスマニアのことを紹介します。

 タスマニア島は、オーストラリア本土と南極の間に浮かぶ島で、全体が一つの州になっています。北半球で言えば、北海道と同じくらいの緯度にあり、面積は、北海道より一回り小さい6万7,800K?uですが、人口はたった47万人です。訪問したのは11月のはじめでしたので、日本ではだんだん寒くなっていく時期なのでしょうが、オーストラリアは南半球で季節が日本と逆なので、ちょうど春になり暖かくなっていくという、季節的には一番いい時期でした。まず、シドニーから州都ホバートに次ぐ第二の都市である(と言っても人口は9万人くらいです。)ローンセストンに飛行機で渡りました。当初、せっかくの機会なのでオーストラリア本土から大型豪華フェリー「スピリット・オブ・タスマニア」で渡ろうと思っていたのですが、あいにく、オーストラリアも観光シーズン突入ということで混んでいたため席が取れず、飛行機の旅となりました。

 シドニーは、タスマニアと比べると結構北(つまり赤道寄り)の方にあるので、ちょっと蒸し暑いくらいかなと思うほど暖かかったのですが、ローンセストンの空港に降り立ったときは、爽やかな風が吹くすがすがしい所だなあという印象でした。何でも、タスマニアは世界で一番空気がきれいなところと言われているそうです(と、タスマニア州政府の人が言っていました)。気温は、夏でも30℃を超えることはないそうで、また真冬でも山や森林地帯を除けば平均8℃と、1年を通じて快適で過ごしやすいということです。

<美しいローンセストンの街>

 ローンセストンでは、市内の数少ない一流ホテルであるノボテル・ローンセストンに2泊しました。日本人でタスマニアに行った方でも、ローンセストンまで行く方はさらに少ないと思いますが、ここローンセストンは、ものすごくいい所です。街はこじんまりとしていますが、街の中心に緑が豊かで手入れが行き届いた公園があり、また、街並みもものすごくきれいです。これと言って何があるというわけではありませえんが、ちょっとヨーロッパの田舎町という雰囲気でいい感じです。人々ものんびりしていますが、外から来た旅行者にも親切でした。

 タスマニア産のおいしいワインをチーズと一緒に飲みながら本を読んで時間を過ごし、飽きたら緑を眺めながら街をゆっくり散歩するというような生活をここでしたいなあという気持ちになります。でも、今回は仕事、仕事... なお、ローンセストンの郊外に行くと、森や草原が広がっているのですが、ある場所に行くと畑が道路沿いに延々と続いていて、ガイドさんの話では、その畑はモルヒネの原料となるケシを栽培している畑だということでした。その畑には、特に柵があるわけでもなく、人が監視しているわけでもないので、取ろうと思えば誰でも取れるような気がするのですが、そういった問題は起きていないということで、タスマニアの人たちの穏やかな性格がわかるような気がしました。

 タスマニア滞在中は、日本人の通訳兼ガイドさんが同行してくれたのですが、この方は単なるガイドではなく、元々日本の全国規模の某スーパーマーケットに勤務している時に、仕事の関係でタスマニアに駐在していたのですが、タスマニアが気に入ってしまったため、日本に戻らずにタスマニアで旅行エージェント・翻訳の会社を興したという、千々岩(ちじわ)さんという方でした。非常にタスマニアに詳しい方で、タスマニア滞在中には州政府とのスタッフとも打合せしたのですが、州政府のスタッフよりもタスマニアのことを知っていて、いろいろと教えていただきました。千々岩さんの会社「AJPR」のホームページもありますので、タスマニアに興味がある方は、是非ご覧ください(http://www.home.aone.net.au/ajpr/index.html.htm)。千々岩さんは御家族で住んでいらっしゃるのですが、タスマニア州内には他にも、ホタテ養殖をしている日本人家族の方などが住んでいるということでした。

 ローンセストンでの仕事を終えて、今度は車で州都ホバートに向かいました。ローンセストンからホバートまでは、車で3時間くらいかかり、途中は、森と草原の中の1本道路を延々と走っていきます。途中には、羊の牧場がたくさんあったのですが、タスマニアの羊毛は、非常に品質がよいといことで、日本の毛織会社が毎年、最高の品質の羊毛を買い付けていくということでした。また、途中、小さな町(名前は忘れました)で休憩したのですが、ここにあるパン屋は、映画「魔女の宅急便」で主人公の女の子が世話になるパン屋のモデルになったところだということでした。どのへんがモデルになっているのか外から見た限りではよくわかりませんでしたが...

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