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1998年5月 9日

シンガポールでのアパート探し

シンガポールに赴任して2週間ほどホテル暮らしをして、その間にアパート探しをしました。シンガポールに住む外国人は、普通民間のコンドミニアムを借りて住んでいます。普通のシンガポール人が購入又は賃借して住んでいるHDB住宅をシンガポール人から借りて住むこともできるようで(直接政府から借りるのはできないようです)、この場合は結構安く借りることができるようですが、日本人駐在員の場合はコンドミニアムに住んでいる人がほとんどだと思います。このコンドミニアムというのは、日本の(私が知っている普通の)マンションなどと比べると、非常に広く設備も整っていて、家族用だと、LDK+2か3ベッドルーム+2バスルーム+メイドルームというような間取りで、広さは全部で150平方メートルくらいというようなのが普通だと思います。

プール、トレーニングジム、テニスコートといった施設もついていますが、家賃もそれなりで月3,000~6,000シンガポールドルくらいにもなると思います。その他にサービスアパートということで、家具や台所用品など生活に必要なもの一式と部屋の掃除などが込みになっているアパートもあり、普通のコンドミニアムよりは高いのですが、欧米から来た人たちは、結構住んでいるようでした。

私も民間のコンドミニアムを借りることにしました。シンガポールにも不動産業者がおり、日本人向けに日本人スタッフがいる業者もあるのですが、私はシンガポール人の業者に頼みました。決めるまでに5件ほどの部屋を見たのですが、結構いい値段なわけですから、どの部屋もかなりすばらしい部屋でした。ただ、不動産業者が、インテリアがすばらしいと言って薦めてくれた部屋があったのですが、部屋のオーナーが中国系の人のようで、部屋に入ったとたん、ピンク色の壁が目に入ってきて、インテリアも黄色や赤のけばけばしい色のものや中国風の凝った家具が置いてあって、日本人の私には、すばらしいインテリアとは、なかなか思えませんでした(その不動産業者も中国系の人でしたが...)。

<オーチャード地区にもたくさんのコンドミニアムが>
オーチャード地区にもたくさんのコンドミニアムが

 

また、家具付きということでお願いしていたので、どの部屋もベッド、テレビ、ビデオ、冷蔵庫、洗濯機、カップボード、エアコンといった基本的な設備は付いていました。ただ、どの部屋のオーナーも中国系の人のようだったのですが、設備が付いてはいるものの、できるだけ安く済ませようというのが見え見えで、物を置くと壊れてしまうようなテーブルだったり、ベッドが日本でも1万円もしないで買えるようなパイプベッドだったりでした。結局私が決めたコンドミニアムでも、本棚を置いてもらいたいと頼んでおいたのを、入居時に家具業者が持ってきたのですが、オーナーがそれを見るなり、「私が頼んだ本棚はこんな高いのではなかった。もっと安いものだった。」と配達してきたスタッフに食ってかかり、結局返品させてしまいました。私にはそれほど高そうな本棚には見えなかったのですが...。で、本棚はというと、後日オーナー本人が、明らかにどこかのホームセンターで買ってきたとわかる組立式の本棚を持ってきて、自分が組み立てると言ったのですが、私が自分で組み立てた方が早そうだったので、本棚のキットを受け取ってお引き取り願いました。

でも、我が家のオーナーもちょっとケチなのを除けば、結構いいオーナーで、エアコンが壊れたりしてもすぐ業者を呼んでくれたり、クリスマスの時にはプレゼントを持ってきてくれたりと親切にしてくれました。帰国するときも、家賃2か月分のデポジットを全額返してくれました。お金にうるさいというのは、我が家のオーナーに限らず、中国系のシンガポーリアンには一般的に言えることなので、仕方がないのでしょう。

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