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1998年5月21日

再びちょこっとシンガポールへ

 平成11年9月に、懲りずに再び家族でシンガポールに行ってきました。今回は、完全なパックツアーで行ったのですが、成田空港発着だと、シンガポールへはかなり安いツアーがあるのですが、私が現在住んでいる青森県からは、もちろんシンガポールへの直行便などなく、成田発のツアーを使って行くことになるのですが、成田空港までの国内旅費が結構高く、これを少しでも安くあげるため、ANAのツアーで行くことにしました。ANAのツアーで海外旅行に行くと、ANAの青森・羽田便の航空運賃がかなり安くなるのです(JALにも同じシステムがありますが、青森にはJALが飛んでいませんので)。

 旅行のことを詳しく書いても、私の家族以外には、あまりおもしろくないでしょうから、今回シンガポールに行って、変わっていたところをいくつか発見したので、それを紹介します。

 まず、タクシーのダッシュボードに小さな機械が置かれるようになっていて、その代わりに、以前シンガポールに住んでいたときにタクシーを含めて自動車のフロントガラスには必ず張られていたCBDエリアライセンスがなくなっていました。

 と言っても、何のことかわからない人も多いと思いますが、シンガポールでは交通渋滞緩和のため、オーチャードロードなどの中心地区一帯をCBD(Central Business District、中央商業地区)として、自動車が、昼の一定の時間帯にこの地区に入る際には、エリアライセンスを買って、これをフロントガラスに貼ってから、その地区に入らなければならないこととされていました。このライセンスには、1月有効のもの(丸いステッカー)と、1日有効のもの(四角いステッカー)があり、CBDエリアに入るタクシーは、このステッカーを必ず貼っていたのでした。なお、このステッカーをちゃんと貼っているかどうかをどうやってチェックしているかというと、これまでは、技術先進国シンガポールに似合わず、人手で行っていたのでした。このCBDに入る付近の道路脇には、日本の電話ボックスのような小屋があって、この中に職員がずーっと座って、CBDに入ろうとする自動車にステッカーが貼られているかどうかを目を凝らしてチェックしていたのでした。

 このシステムが1998年に大幅に変わり、その時にERP(Electronic Road Pricing)が導入されました。これは、自動車に機械(IU、In-Vehicle unit)を取り付けておくと、自動車がCBDエリアなどの入口にあるゲートをくぐると、電波でやり取りをして、自動的にその機械から料金が引き去られるというものです。ドライバーは、事前に一定の金額が記憶されているテレフォンカードのようなカードを買って、その機械に入れておくと、そこからゲートを通るたびに料金が引き去りされていくことになります。現在、日本でも高速道路の料金所での導入が検討されているものと同じですね。

 タクシーのダッシュボードに置かれていた機械というのは、このIUだったのです。さすがシンガポール、日本の先を行っていますね。

 これと関連して、もう一つ変わっていたのは、個人的な話ですが、シンガポールで一緒に仕事をしていたローカルスタッフが自家用車を購入していました。車は小さい車で、しかも中古車だったのですが、シンガポールのことなので、普通に買うと登録料などを入れて数百万円はするのでしょう。しかし、彼女も彼女のだんなさんも、平日はバス通勤で自動車は使わないので、休日だけ自動車を使えるという、「Weekend Car Scheme」というのにしているそうです。この方式だと、自動車の登録料や税金がかなり安くなるということで、結構安い値段で車が購入できたようです。

 次に変わっていたのは、やはり新しい店やビルができていたことですが、まず、オーチャードロードのメリディアンホテルの地下部分が、「コピティアム」という名前の吹き抜けの巨大なフードコートになっていました。オーチャードロード沿いにはこんな大きなフードコートはなかったと思うので、オーチャードに来た人には、とても便利になったのではないでしょうか。私たちも朝、お粥を食べに行きましたが、なかなかおいしかったです。それと、私の職場があったシェントンウエイに、再開発でできたのでしょうか、道を挟んで"ファーイーストスクエア"と"チャイナスクエア"というおしゃれな建物ができていました。中にはフードコートやレストラン、店などがたくさんあって、おしゃれな雰囲気でした。でも、ファーイーストスクエアの中には、昔の寺院?の跡が博物館のようになった展示があったりして、楽しい所になっていました。

 他にも、2年前から変わっていたところはたくさんあったのでしょうが、残念ながら短い旅行であまり見ることができませんでした。

<オーチャードロードのタクシー>
オーチャードロードのタクシー

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