シンガポールにやって来る日本人
シンガポールには、旅行や出張でやって来る日本人も数多くいますが、シンガポールに住むのに慣れてくると、街を歩いている日本人をちょっと見ただけで、在住日本人か旅行者かわかるようになってきました。旅行者の方の見た目の特長は、まず皆さん帽子を被っています。在住日本人に限らずローカルの人たちも帽子はあまり被りません。これは、ローカルの人に言わせると、この暑い国で帽子なんか被ったら、中が蒸れて熱がたまってかえって暑くなるじゃないかということだそうです。在住日本人は、同じように考えているわけでもないと思いますが、日中は外に出ても車に乗ったり、すぐ建物の中に入ってしまうため、外にいる機会というのがそれほどないため、わざわざ帽子を被って外出するということにはならないようです。
ところが、旅行者の方は、暑い国なので帽子は当たり前ということで被っていらっしゃるのでしょう。もちろん旅行者の方は、観光のため外にいる機会が多いので、私も帽子はした方がいいだろうと思います。それから、あと女性の方で旅行者の方は、脚はストッキングを履いているし、日焼け防止のメイクを念入りにしているためか妙に顔が白っぽくなっていて、それでも足りない人は日傘を差していたりと、街ではとても目立ってしまっています。もちろん、それが悪いというわけではもちろんなく、目立つということですので...。
また、仕事上、シンガポールに行政等の調査のためにやって来る日本人のアテンドをしたり、会う機会が多くありました。現在、各都道府県や市町村でも職員の海外研修ということで職員がテーマを決めて1週間程度の期間で海外に行って調査を行うという事業を結構行っているようで、シンガポールにも多くの自治体職員がやって来て、調査をしていましたが、それらのうちで実際に海外での調査の成果があったものがどのくらいあるのか非常に疑問だったというのが正直な感想でした。
大部分は、日本での事前調査が不足していると思われるものでした。現在では、外国の行政分野における調査研究というのは、日本においてもかなり進んであり、東南アジアの国々に関してもベトナム等一部の国を除けば、ほとんどの行政分野において日本国内で和文、英文のかなりの資料が入手でき、逆に海外にいるよりも入手しやすいこともあるくらいです。したがって、海外に来るよりもまず日本で十分な調査をして、それでわからなかった部分を現地で調査するというのが本来の調査のやり方だと思われますが、海外研修で来る方の中には、国内での調査を十分にしていない場合も結構多いようでした。

実際には海外で調査を行おうとしても、短い期間で通訳を介しながら、しかもあまり訪問先の迷惑にならないように調査をすることはなかなか難しく、まず日本国内で十分な調査を行い、問題点をはっきりして短時間で成果がでるような調査を行うことが必要だと思います。また、そのためには、送り出す側でも、海外研修者には時間的にも経費の面でも国内で十分な事前調査ができるような体制を整えてあげるということも必要ではないかと思いました。

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