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1998年5月 1日

シンガポールのバス

シンガポールでは、路線バスは重要な庶民の足です。確かに、MRTも早いですが、路線が限られていて、MRTが通っていない所も多いですし、タクシーは日本よりずっと安く利用できますが、混んでいる時間はつかまらないし、安いとはいっても、バスよりはずっと高いです。したがって、一番安くて便利な交通機関は、トライショー(知らない人はすみません)...ではなくて、路線バスということになります。

シンガポールには数社の路線バス会社があり、路線網もシンガポール中に張り巡らされていて、ほとんどどこにでも行くことができます。料金は、距離で異なりますが、大体1?1.5シンガポールドルくらいで、ほとんどどこにでも行くことができます。バス代の支払いは、現金かMRTと共通のプリペイドカードで乗車したときに料金を支払うのですが、料金は自己申告制のため、本当に正規の料金を支払ったのかどうかは、運転手はチェックしていません(というかできませんね。)。

そのため、バス会社では、時々抜打ちで検査係をバスに乗せて、料金を支払ったときに出てくる切符のようなもの(これに日付と支払った料金が記載されています。)と、乗客の行き先をチェックして、乗り越している場合には追加料金を取っているということです。私も一度、その検査係に遭遇したことがありますが、料金が安くても料金をごまかす人は結構いるようで、検査係がバスに乗り込むと、自分の所にその係がやって来る前にバスを降りてしまう人とか、自分の回りに落ちている切符をこっそり拾って、それを係に見せている人とかがいたりました。

<二階建ての路線バス>
二階建ての路線バス

 

なお、路線バスは、イギリスの植民地だった影響かどうかはわかりませんが、2階建てのバスがたくさん走っています。それから、冷房付きの新しい車両と冷房無しの古い車両のものが混じって走っていて、料金も冷房無しのほうが数十セント安く設定されています。でも、やっぱり冷房付きのバスの方がよいので(冷房無しのバスは、窓を開け放しにしないと暑くてたまらないので、降りる頃には、窓からの風で髪がぐちゃぐちゃになってしまいます)、バス停でバスを待っていて冷房無しのバスが来たりすると、仕方がないので、もう一台待って冷房付きのものに乗ったりすることもあります。バスの本数も15分に1本は来ますし、朝6時くらいから、夜も12時くらいまでありますので、非常に便利です。

また、最近は、バスプラスと言って、マイクロバスで、朝夕住宅地?オフィス街の間を走っているのですが、料金は普通の路線バスより高い代わりに、必ず座席に座れ(というか、空き座席がなくなると客を乗せないだけですが)、席も広くて音楽も流れているというバスがあちこちを走っていました。私も、座席の空いたバスプラスが来ると、たまに乗っていたのですが、ちょっと贅沢をしたような気分というのでしょうか?

このように、非常に便利な路線バスなのですが、問題が一つあって、それはバスを見ても行き先がなかなかわからないということです。車両の横の部分には主なの経路が書いているのですが、前方から見ても路線の番号が書いてあるだけで、どこに行くのかわかりません。したがって、はじめての経路のバスに乗るためには、知っている人によく聞くか、そうでなければ、書店で各番号ごとの経路とバス停が書いてあるガイドブックと、バス停の場所と停車するバスの番号が書いている地図を買って、乗る前にしっかりと調べておく必要があります。特に、日本のように、「次のバス停は〇〇です。」などとアナウンスはしてくれないので、降りるバス停の場所をあらかじめ確認し、バス停の近くにある建物とか、地区名をちゃんと覚えておかないと、目的のバス停に降りられず、乗り過ごしてしまったりします(私も何回かあります)。ちなみに私はこのガイドブックと地図はいつもバッグに入れて持ち歩いていました。  慣れてくると、シンガポールのバスほど便利なものはないと思うようになります。でも、バス停でバスを待って10分くらい来ないと、ついタクシーを拾ってしまうのです...。

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