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1998年4月11日

国を創ったリークアンユー

シンガポールの政治に関してですが、元首は大統領であり、現在は、第5代のオンテンチョン氏で、任期は6年、国民による直接選挙で選ばれることになっていますが、形式的、象徴的な存在と言え、実際には首相が最も強い力を持っていることになります。

国会は一院制で、公選議員と非選挙区選出議員及び任命議員がいます。与党は人民行動党(PAP)で、これまでは、この人民行動党がほぼ議席を独占していたようですが、最近野党が現れてきて、議席を獲得したのか議席を獲得しそうになったのかよく覚えていませんが、とにかく野党の力が強くなってくると、政府が、野党議員が誕生した選挙区には行政サービスなどで不利益を与えるぞと脅かしたとかしないとか...。私にはもちろん選挙権がなかったので、興味もなくあまり詳しいことはわかりません。

行政については、議院内閣制をとっており、現在の首相はゴーチョクトン氏(第二代)で、現在の繁栄するシンガポールを創った初代の首相リークアンユー氏は上級相となっており、実際の行政には直接関与していないようですが、現在でも最も力を持っている人物のようで、国民への影響力も大きいようです。リー氏も隠居の身を逆に利用しているのでしょうか、様々な問題について、自分なりの意見(時には政府にとっても耳の痛い意見とか、外国に対する批判的な意見とか)をどんどん公にして、シンガポールの政府や国民、あるいは海外の国々に影響を与えているようです。これは、好き勝手なことをどんどん言っても、それはシンガポール政府の公式の見解でもなんでもなく、ただの隠居の上級相の話なんだから、気にしなくてもいいんだよ、ということでしょうか?

<シンガポール最高裁判所>
シンガポール最高裁判所

 

なお、リークアンユー氏もゴーチョクトン氏もかなりの長身で、APECの会議などで他国の首脳と並んでも日本の首相のように見劣りすることがないのはうらやましいところです。また、リー氏の息子のリーシェンロン氏も政府の閣僚で次期首相の最有力候補と言われていました。でも、これは別に世襲ということではなく、それだけ優秀な人物だからだと思われます。世襲のような形で国の指導者が決まることがシンガポールにとってよくないことは、リークアンユー氏が一番よく知っていることでしょうから。リー氏について、私が感じた印象としては、シンガポールの国民も非常に尊敬しているようで、ゴーチョクトン首相をはじめとする現在の政府高官に対する気持ちとはまた別格のものがあるようです。  まあ、いずれにしても私はリー氏と個人的に面識はないので(当たり前ですが)、よくわかりませんが、シンガポールの発展のために全力で尽くしてこられた人だと思います。彼に関しては、日本でもいろいろな本で取り上げられていますので、興味のある方はどうぞ。

小さい国なので地方自治制度はありませんが、1988年から住民の自治組織ともいえるタウンカウンシルが、HDB住宅団地の維持管理等を目的として設置されています。また、1997年4月に地域住民の結束力や互助の心を高めることを目的として、選挙区を基にした社会開発協議会が設立されるとともに、同時期にこの社会開発協議会とタウンカウンシルの両方の議長を兼ねる、シンガポールで初の区長(Mayor)が制度化され、首相により任命されました。

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