シンガポール滞在記 2005年シンガポール旅行記 2002年シンガポール旅行記 シンガポール旅行サポート イベントカレンダー

1998年4月 5日

変わり続けるシンガポール

シンガポールという国は、強力な政府の力があって、ここまで発展してきた国であるという印象を、様々な場面で強く感じるのですが、都市開発についても同様で、いつでも街のあちこちで再開発の事業が行われ、古い街を取り壊し、きれいな公園やビルを整備、建設しています。

観光コースには必ず入っていて、シンガポールといえばマーライオンというほど有名なマーライオン公園は、海に面していて、陸側の海岸から写真を撮ると、バックにマーライオンと海(海の水そのものは、あまりきれいではありませんが、)が入って丁度よいアングルになるのですが、この公園の海側に橋ができてしまい、今では、同じアングルで写真を撮っても、マーライオンと橋しか見えないという、おもしろくもない写真になってしまいます。なお、シンガポール政府では、その代わりかどうか、セントーサ島に大きなマーライオンの像(中に入って階段で頭の上に登ることができるくらい大きなもの)を作りました。夜は、目からレーザー光線が出て、ちょっと怖いのですが。

都市再開発に関連して、シンガポールでは再開発事業のために一般の住民の所有する土地、建物を買収する必要が生じた場合は、基本的に強制収用により行われており、それに対して住民が異議を申し立てたり、提訴するということは認められないこととされています。もっとも、シンガポールでは土地というのは大部分が国の所有であり、建物を建築したい一般の人々や企業は国から99年といった長期間の契約で土地を借りるという方法によるのが普通のようです。

<シンガポール市街の夜景>
westin_hotel.jpg

 

このように、シンガポールでは、いつもあちらこちらでビルを建設しているのが目に入るのですが、最初、建設現場を見て驚いたのが、20階以上あるような高層ビルもすべて煉瓦造りだということでした。最初は、地元の業者がやっているからだと思ったのですが、看板を見ると、高層ビルなどの大規模な建築物は、ほとんどが〇〇組や〇〇建設といった日本の建設会社が施工しています。でも、建設現場をよく見ると、骨組部分は鉄骨や鉄骨鉄筋コンクリート造のようで、壁の部分にレンガを積んで組み込んでいくというやり方のようでした。それにしても日本では考えられない工法で、もし地震があったら空からレンガの雨が降ってくることになってしまいそうですが、実はシンガポールには地震がないということで、そのような工法もOKだということです。

また、日本の消防庁からの依頼で、シンガポール政府の高層ビルなどにおける防火体制に関する調査をしたことがあったのですが、シンガポールでは地震がないだけでなく、火事についても現在は木造の建物というのがほとんどないため、1軒又は集合住宅の1世帯の家で火事が発生しても燃え広がることがないようで、逆に火事対する備えというのはあまり進んでいないようでした。

こうなると、「地震・雷・火事・おやじ」のうちの二つは、シンガポールではあまり怖くないということになりますが、その代わりに、雷はものすごく怖くて、雨もいつ降るかわからずいったん降り出すとものすごい雨になることも多いのですが、雨が降ると雷も発生することが多く、いったん発生すると数時間にわたって、家のすぐ近くで稲光が光り、ものすごい雷が鳴り続けるということになります。なお、シンガポールの「おやじ」については、私の調査によると、地震、火事と同様あまり怖くないようです。

コメントする