シンガポールの海賊版ソフト
日本でもそうでしたが、WINDOWS98の英語版が発売になるというのがシンガポールでも大きな話題になりました。まもなく発売になるという頃、新聞に海賊版WINDOWS98を販売していた、イーストコーストのショッピングセンターにあるコンピューターソフトの店が摘発されたという記事が載りました。しかも、販売されていたそのソフトというのは、海賊版でもなんでもなく真っ赤な偽物で、WINDOWS95にソフトをいくつか添付してWINDOWS98のラベルを付けて販売していたということのようでした。
シンガポールのように結構規制が厳しい国でも、海賊版のソフトは結構出回っていたようで、コンピューターソフトよりも音楽関係のCDソフトなどには、海賊版がたくさん出回っていたようです。パソコン店が集まっているフナンセンターやシムリムセンターの中を回ってみると、映画や音楽ソフトを売っている店が必ずあり、そこでは、音楽のCDやビデオCDがたくさん売られているのですが、日本で流行ったテレビドラマや、日本のアイドルのビデオCDがものすごく安い値段で売られていることがあります。
なお、この「ビデオCD」というのは動画が記録されているCDで、日本でも以前パソコン用として注目されたことがありましたが、画質がかなり悪いということと、DVDがポピュラーになってきたため、日本ではあまり出回ることがありませんでした。しかし、中国では非常にポピュラーなものだということで、日本で言うとビデオデッキのように、一家に1台、ビデオCDプレーヤーがあるという話を日本に来た中国の方に聞いたことがあったので、おそらくシンガポールで売られている海賊版ビデオCDも香港あたりで作られたものではないでしょうか。
音楽CDの海賊版も街にかなり出回っていて、さすがにタワーレコードやHMVなどの大手のCDショップでは売っていないようでしたが、ショッピングセンターの中にある小さなCDショップに行くと、日本のCD(と見た目は全く同じものですが、タイトルが中国語だったりします)がかなり安く売っていたりします。シンガポールでも日本の音楽CDはたくさん売られており、日本で新譜が出るとシンガポールでもすぐに店頭に並ぶのですが、価格は日本と同じか、人気のあるものは高くなっていたりして、あまり買う気にはなりませんので、つい海賊版に手が伸びてしまうということにもなります。
また、日本の最新ヒット曲を集めたCD集(レコード会社がバラバラなので、日本で作るのは不可能でしょう)も売っており、これもかなり安く売っています。ただ、タイトルや説明書きは中国語なので、これも香港あたりで作られたものでしょうか。私も一度聞いたことがありますが、CDの録音時間に合わせるためか、曲が途中でフェードアウトしていったり、音質もあまりよくないようで、出来はあまりよくないようでした。

もっとも、アジアでは海賊版、コピー商品はどこにでもあり、香港に行ったときは、女人街で、本物だと30万円はする○レックスのコピー時計が3千円で売っていましたし、タイのチェンマイでは、屋台のお兄ちゃんが「ニセモノ ドウダ」と言いながら、コピーのタグ○イヤーを売っていました。どちらも文字盤のブランド名の文字が本物とまったく同じだなので、完全な違法コピーで、日本には持ち込めないですね。でも、本物だとは決して言わないところが偉いというか(誰も本物とは思わないけど)、本物と言うとまずいんでしょうね。
シンガポールでも、日本人観光客がオーチャードロードを歩いていると、通りに立っているお兄ちゃんが「ニセモノ アルヨ」と言いながら、店の奥に連れていってコピー商品を見せてくれるという噂を聞いていたのですが、残念ながら私は一度も遭遇したことはありませんでした。

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